神戸市東灘区で、造成工事およびコンクリートブロック設置工事を行うことになりました。
今回の記事では、上記の工事を行うための工程、いわば“事前準備”について、紹介します。
「どういう流れで工事に入るのか?」と気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。
施工計画(計画・予算組み・工程組み・ルート想定)
まずは工事の計画を、図面に起こします。
上の計画書では、どこにどんな工事を行うのか、不要な工事は何なのかなど、明らかになっています。
先に決めた計画に対しての、予算組みを行います。
「こういう工事をこれだけ(数量・広さ)行うために、これくらいの費用がかかる」ということを、事前にしっかり決めます。
誰が見ても理解できるように(専門用語などは一般の方に伝わらないとは思いますが)、分かりやすく見積書を書くことが肝心です。
工事の工程を決めます。
日程に余裕を持たせすぎても、切り詰めすぎてもいけません。
「安全かつスムーズに工事を進めて、ちょうどどれくらいに工事が完了するか?」ということを、ベースに考えます。
行きや帰りのルート決めも行います。
施工管理(試掘など)
次は現場に行って、作業を行います。
試掘作業を行いました。
試掘とは、工事に入る前に地面を掘って、構造物を造るうえで影響するものがないかを調べる作業です。
埋没物にも様々あり、何らかの通信ケーブルが通っていたり、昔のレンガ造りの基礎が遺っていたりします。
上の写真は、試掘などに使用する重機や車です。
事前にやるべきことが滞りなく完了すると、上の写真のように、実際の工事に入ります。
上の写真はもうすでに、整地作業に入っている様子です。
造成工事が完了しました。写真の奥では、別の工事が進んでいます。
まとめ
以上、今回は施工計画・施工管理に焦点を当てて、神戸市東灘区の造成工事の事例を紹介しました。
一般的には、「シートで囲われて重機などが動き出すと、工事が始まる」感じがするかと思いますが、実際はそのもっと前から、工事は動き出しています。
どの業界でも同じだと思いますが、実際に作業に入る前の「計画」が非常に大事です。
なお、今回の記事のほかにも、当社『阿川建設』が日々行っている現場調査などの業務を、記事にしたものがあります。
気になる方はぜひ、下記リンク先からご覧ください。
⇒ 工事前の現場調査・工事後の確認で9件の現場を回る|京都から滋賀まで
⇒ 阿川建設の現場調査・打ち合わせの「ある1日のスケジュール」
⇒ 依頼~着工までの工程を徹底解剖!解体工事の知られざる裏側