阿川建設では、これまで数多くの建設・解体工事の実績を紹介してきました。

 

その実績紹介記事の中で、「工事内容」と「作業に当たっての注意点などの解説」はあれど、「打ち合わせ」や「提案」についての解説はありませんでした。

 

なので、今回はあえて視点を変え、「着工までの段階で、阿川建設が行っていること」を紹介していきます。

工事の概要と着工までの流れと各工程におけるポイント

今回紹介する事例の概要は、以下のとおりです。

工事案件: S市K町解体工事

工事数量: 木造建物約35坪および外構撤去他

工事期間: 令和2年2月下旬より約1カ月を予定

 

こちらの事例の「着工までの流れ」と「各工程におけるポイント」を紹介していきます。

【1】お客様からの依頼と資料の送付

まず初めに、お客様より住所などの基本情報と、今回どのような工事を希望されているのかをお聞きします。

工事全般に言えることですが、許可なく工事を始めるわけにはいかないので、物件を所有している人や土地を所有している人を明確にしておく必要があります。

 

【2】施工現場の下調べを可能な限り行う

続いて、見積もりを作成するにあたり、必要な情報を揃える必要があります。

多くの情報は、設計図や建物の配置図にも記載されていますが、「隣地とのスペースはどの程度か」「建物の状態はどうなっているか」など、現場で実際に見て、状態を確認します。

見積もりを出す以外にも、作業の手順などを考える際に必要な情報になります。

ポイント①:施主様立会いの下で、事前に内覧させていただくこともある

解体工事をするにあたり、建物の中の状態も見ておく必要があります。

例えば、長年誰も住んでいない物件であれば、「残置物がそのままになっている」「ほこりがたまっている」「腐食している部分がある」など、解体作業に影響が出る状態であることも少なくありません。

特に、「残置物」がある状態ですと、撤去しなければ解体工事が出来ないので、着工までに必ず撤去しておく必要があります。

【3】解体工事にあたっての予算・見積り額を算出

物件の情報収集が終わったら、次に解体工事にあたっての予算・見積もり額を算出します。

施主様の予算もあらかじめお聞きした上で、「実際にかかる金額はどのくらいか」をお伝えします。

その際、「どの作業でどのくらいの費用がかかっているのか」の内訳も細かく記載した見積書をご覧いただきながら、改めて「阿川建設にご依頼いただくかどうか」を検討していただきます。

ポイント②:見積もりするときは複数社との相見積りがおすすめ

見積もりをする際は、ほかの建設業者と平行して見積もりを行う「相見積り」がおすすめです。

ほとんどの場合、見積りまでは支払いが発生しないので、複数の見積書を比較しつつ、本当に信頼できる業者を探すことが出来ます。

【4】正式な発注後、工事に必要な書類の作成と提出

正式な発注の連絡をいただいたら、工事を行うにあたって必要な書類を作成していきます。

解体工事にあたっては、各自治体への届出が必要となります。

この届出は、施主様本人での手続きが必要なものと、工事を請け負う建設会社が代理で行えるものがあります。

業者によっての違いがあるため、詳しくはお問い合わせください。

ポイント③:解体工事にあたって必要な届出の種類

解体工事にあたり、「届出書」「分別解体等の計画等」「工程表」「設計図又は写真」「案内図」「配置図」など、いくつかの届出が必要になります。

多くの場合は、工事を請け負う業者が代理で作成していますが、その場合は委任状などが必要になってきます。

そのほか、ガス・電気・水道などのライフラインを止めてもらうよう各業者に申請したり、道路に搬入出車両を停めておくための「道路使用許可申請」をすることが必要になります。

【5】着工日の設定と近隣にお住まいの方への挨拶回り

各届出が完了したら、次に着工日の設定などを行っていきます。

工期の期日から逆算して、天候などを考慮した上での「各工程に必要な日数」を算出し、着工日を設定します。

 

着工日が決まったら、現場の近隣にお住まいの方に挨拶を行います。

工事は電気工具や重機を使用しての作業になるため、防音シートで養生しているといっても、音を完全に遮断することは出来ません。

 

近隣にお住まいの方の生活に、少なからず影響が出てしまうので、その点も考慮して、挨拶回りは必ず行います。

【6】着工

こうして、いよいよ解体工事の着工当日を迎えます。

着工してからも、各現場担当者との連携をとったり、工事の進捗状況を施主様への報告を欠かしません。

また、作業が完了したら、施主様へ必ず報告しています。

ポイント④:工事完了後に必要な手続きもある

解体工事は、建物と基礎をすべて撤去して終了ではありません。

解体工事完了後には、建物滅失登記申請が必要になるのです。

この申請が必要であることは法律で定められており、申請していなかった場合には、罰則が科せられることになります。

まとめ:お問い合わせをいただいた段階から工事は始まっている!

建設業者の仕事は、工事をすることだけではありません。

阿川建設では工事を請け負うにあたり、お客様の不安を少しでも解消できるよう、打ち合わせや提案の段階から全力でサポートいたします。

「解体工事を頼みたいけど、依頼の仕方がわからない」

「着工までにどんなことをするのかがわからなくて不安」

そんなお悩みをお持ちの方は、是非本記事の内容を参考に、依頼する建設業者を選んでいただけたらと思います。

 

大阪府で解体工事を検討中の方は、是非一度「阿川建設」まで、ご相談ください!