工事の種類:造成工事 ※詳細下記
工事の地域:四條畷市
施工面積:1636㎡ (宅地1343㎡・道路293㎡)

※排水工・街渠工(側溝)・路盤工(道路)・付帯工事(設備引込上水・ガス)・宅内整備・境界ブロック工事・舗装工事

今回の記事では、「宅地の造成工事~排水工事から付帯工事までの工程~ 四條畷市」の続きの工程にあたる、宅地整備・境界工事・舗装整備・造成工事完了までの流れをお話したいと思います。

宅地内の高低差を調整する宅地整備

敷地内の道路工事(ガス・水道工事含む)が完了したら、宅地内の高低差(レベル)を調整するなどする宅地整備を進めていきました。

宅地 すき取り中

 

上記写真は、宅地内の高低差を調整するために、土砂のすき取りを行っている様子を撮影したものです。

すき取りにより現状の地盤を下げ、発生した残土を処分していきます。

 

宅地は、道路との取り合いからそれぞれの高さで整備していく必要があります。

今回の現場は、高さの違う道路が宅地の北側・南側にあり、それぞれに接道するため、中央で高さを分けて整備していきます。

宅地整備の工程においては、敷地高(レベル)が正しいかどうか、全体的に均一・平滑に整地できているかどうかが、ポイントとなります。

ブロックの補強になるコンクリートを流し込むための溝を掘る

宅地整備に続いて、宅地の境界工事を行いました。

既存 ブロック

 

上の写真で露出している白いブロックは、工事前からあるブロックです。

溝を床掘しているのは、後からコンクリートを流し込み、今回組み上げるブロックを補強するためです。

 

溝 法面

 

コンクリートを床掘して、発生した土砂は崩れないよう斜めに角度をつけて置いていきます。(これ法面といいます。)

土砂は垂直に自立させることが難しく、ぼろぼろと崩れていくためです。

また、溝を垂直に掘る必要がある場合は、側面から土が崩れることがないように土留めを設けたりもします。

 

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別の場所の溝です。溝の深さは20~30cmです。

溝の上に張られている赤い糸は、掘方をまっすぐにするための目安です。

赤い糸から溝の底までの高さを測り、水平レベルを確認したり、通り(方向)も確認していきます。

コンクリートから出ている鉄筋はブロックを補強するためのもの

コンクリート 打設後

コンクリート打設後の写真がこちらです。

コンクリートにささっているように見える鉄筋は、後で組むブロック塀の補強となるものです。

これらの鉄筋を真っすぐ立たせるため、横向きにも鉄筋を沿わせてあります(段取り筋)。

宅地の仕切りの役割になるブロック塀を積む

ブロック積み中

コンクリートの打設後は、宅地を仕切るブロック塀の積み上げを行っていきました。

ブロックの積み上げには、セメント・砂・水を混ぜることで出来るモルタルを使用します。

ブロック塀の積み上げに関して、注意を怠らなければそこまで危険な仕事ではありませんが、電気工具を使用するので、それを適正に扱うことは徹底しています。

また、ブロックを足元に落下させないことにも気を遣い、万が一に備えて作業員は安全靴を履いています。

ブロックは効率よく積んでいけるように、溝の近くに並べて置きます。

仕上げの舗装整備に使用される重機

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舗装工事までくると、いよいよ造成工事も終盤です。

写真に写っているのは、アスファルトフィニッシャーという重機で、アスファルト合材の敷き均しを行うために使用する機械です。

人力のみでアスファルトを敷き均すのはとても大変で、時間がかかってしまいます。そして、時間がかかるとアスファルト合材が冷めて固まってしまいます。

つまり、アスファルト敷き均しの労力を軽減し、アスファルト合材が冷えて固まる前にしっかり均して品質を維持するために使用される機械と言えます。

 

転圧ローラー

アスファルト合材を敷き均した後は、写真に写っている転圧ローラーで、アスファルト合材が密になるよう転圧していきます。

舗装の厚さが基準の高さになっているか確認し、プライムコートを散布

高さチェック

写真は、舗装の厚さがきちんと基準の高さ通りになっているかどうか、測定して確認している様子を写したものです。

 

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写真は、プライムコートを散布している最中のものです。

プライムコートを散布する1番の目的は、下地の接着をよくすることです。

その他、路盤からの水分蒸発を遮断する役割なども担います。

重機で転圧できないところはレーキで敷き均したあと、プレートで転圧

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先述した重機(アスファルトフィニッシャーや転圧ローラー)では、転圧できないところや細かなところは、レーキ等を用いた手作業で敷き均し、プレートを使って転圧しました。

安全性に配慮し、速やかに工程を進めて、宅地造成工事が完了

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以上の工程を踏まえて、四條畷市の造成工事が完了しました!

「宅地の造成工事~排水工事から付帯工事までの工程~ 四條畷市」の記事では、宅地造成工事において、”開発工事段階で家を買うお客様がいらっしゃる場合もありますので、速やかに工程を進めていく必要があり、そのために緻密な計画工程を作成し、作業人員および資材や機材の確保を行う”ことの重要さについて触れていますが、もちろん大事なことはそれだけではありません。

やはり、安全面にも最大限配慮する必要があります。

 

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写真に写っているのが、工事現場内をしっかりと監視するガードマン(警備員)です。

通行人等の第三者が、誤って作業現場内に進入してしまうことを防いだり、誘導等を行います。

宅地造成工事の特性上、速やかに工程を進めていくことももちろん重要ですが、安全確認も決して怠らないことを、阿川建設は心がけています。

四條畷市の宅地造成工事なら阿川建設にお任せください!