工事の種類:解体工事
工事の地域:大阪市住之江区
建物の種類:木・RC造瓦葺き3階建て
施工面積 :約154㎡

大阪市住之江区に建つ、木造とRC造(混構造)の住宅を解体しました。

住宅は、半地下・1階・2階の3階構造です。

現場の前面道路は狭く、重機を道路にはみ出しては置けないので、1階・2階の大部分を手作業で解体することになりました。

手解体の範囲が広いぶん、通常の住宅の解体工事よりも大変だった(日数がかかった)現場です。

解体する住宅の周りに足場を組み、防音シートを張る

工事に入る前に、解体する家だけでなく、隣り合う近所の家の状態もよく見ておき、写真におさめておきます。後々、何かで確認が必要になった場合に、きちんと提示するためです。

近くの建造物に当てないように注意しながら、丁寧に丸太足場を組み上げていきます。

土埃の飛散や騒音を抑制するための防音シートで、解体する住宅を囲います。

屋根瓦を手作業で撤去し、内装を解体する

踏み抜きや転倒が起きないように足元に気をつけながら、手作業で屋根の瓦を撤去しました。廃棄物の分別・処分に関する法律に則り、屋根瓦は屋根瓦だけでまとめて、現場から運び出しました。

住宅内装の解体を行いました。間仕切り壁や建具などを抜き、がらんどうの状態にします。

住宅の屋根・2階・1階の一部を手作業で解体する

2階の屋根を抜きました。続く2階部分の解体も、手解体で進めていきます。

2階部分の解体の大部分が終わり、1階部分の解体に移っていくところです。

まだ重機は入らないので、引き続き手解体で進めていきます。

1階の手前部分まで続く手解体は、バールや丸のこぎり、セーバーソーなどで行いました。

解体で出る廃棄物は、ある程度量をまとめて、床に作った開口部から適宜下ろしていきました。

土壁の土、壁や床に張られた木材、石膏ボードなどを仕分けして搬出しています。

1階の奥・半地下を重機で解体する

1階の手前部分を手解体すると、ようやく重機を入れるスペースができました。半地下の駐車場があり、そのうえに重機を載せています。

ここから1階の奥あたり、そして駐車場ふくむ半地下の部分を、重機で効率よく解体していきます。

コンクリートは、ブレーカーで割ります。スラブを割って崩し、1階の立ち上がり部分も崩します。

地中の基礎を撤去して整地し、狭い3階建て住宅の解体工事は完了

地中の基礎解体に先立ち、試掘を行いました。地中に障害物がないかどうかのチェックです。

数箇所の試掘の結果、今回は地中障害物はありませんでした。スムーズに地中基礎の解体作業に移れます。

基礎をすべて撤去したら、敷地全体の整地(敷均し・締固め)を行って、今回の3階建て住宅の解体工事は無事に完了です。

まとめ

以上、大阪市住之江区で狭いところに建つ3階建て住宅を解体する事例でした。

広い敷地を持つ3階建て住宅の場合、早い段階で重機を入れることができて工事しやすいのですが、大阪市内では今回のように狭小地に3階建てが建っている場合も多いです。

重機を入れられず、手解体の領域が広くなると現場はかなり大変です。しかしその大変さに気を取られて、安全確認を怠ることがあってはいけません。

付近の人々に不安を与えない工事を、第一に考えて工事にあたりました。

大阪市内で安全に解体工事を行うなら『阿川建設』にお任せください。