工事の種類:基礎工事
工事の地域:茨木市
施工面積:約500㎡
大阪府茨木市にて、約500㎡の基礎工事を行いました。
元はしっかりした駐車場だったようで、その解体は済み、今回の基礎工事の着工前には、上の写真のような更地になっています。
今回の基礎工事は、この更地にとある業者さんの倉庫兼事務所を建てるためのものです。
工程の施工日数にあまり余裕がなく、各工程を段取りよく進める必要があったため、協力業者さんとしっかり打ち合わせをして、工期に間に合うよう日程を組みました。
梁が通る部分の掘削をする
地中梁が通る部分を、掘削しました。建築業界では「筋(すじ)掘り」と呼ばれることもある工程で、“基礎部分全体を平たく掘削するわけではない”ということです。
外側の土については、内側へ流れないように、コンパネ・アングルで土留めをしてあります。1辺の端から端までは、20~25mです。
底に砕石を敷き、必要箇所に捨てコンクリートを打つ
取らずに残しておく内側の土が崩れないように、ブルーシートできっちりと養生しておきます。
そして、溝の底に砕石を敷いていきます。
要らないところへ打たないよう、鋼管(上の写真の白っぽい菅)で位置出しを行い、捨てコンクリートを打ちました。
墨出しを行い、木枠を組み上げる
捨てコンクリートの上へ、様々な位置の印である墨出しを行いました。
さらに配筋を行い、木の型枠を組み上げました。この木枠の中に、コンクリートが入ります。
型枠が歪むとコンクリートも歪んで固まるため、位置通りに、そして動かないように型枠を組むことが大切です。
ここは建物の柱がくる位置です。アンカーボルトがずれないように、プレートで固定してあります。
型枠の中にコンクリートを打つ
型枠の中に、コンクリートを流し込みます。
型枠をばらし、土の戻し作業を行う
コンクリートが完全に固まった後、型枠をばらしつつ、土の戻し作業を行います。
ブルーシートで覆っていた土の山を、均すイメージです。
砕石を敷き、転圧をして仕上げる
土を戻したら、砕石を敷きました。
転圧機をかけ、しっかりと締め固めていきます。仕上げの地面の高さは決まっているので、その通りに調整していくことが重要です。
以上で、今回の約500㎡の基礎工事は完了です。ここから、鉄骨の工事などが始まることになります。
先にも述べたように、工程がスムーズに進むように計画を考えて実行することが大変だったのですが、安全かつ迅速に基礎が完成したのでよかったです。
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