工事の種類:解体工事
工事の地域:大阪府住吉区
施工面積:屋根部27㎡、1階2階56㎡、基礎部29㎡
大阪市住吉区の住宅街に建つ、木造2階建て店舗兼住居の解体工事を行いました。お店は閉められてから長く経っているようです。
敷地が狭いため、重機を入れるスペースが取りづらく、転回もさせづらいことが想定されました。
足場を組み、防音シートを施工する
丸太足場を組んだ後、防音シートで建物を囲います。
防音シートは土埃の飛散を防いだり、解体時に出る騒音を軽減するためのものです。
店舗兼住宅の屋根・天井を解体する
手解体で屋根材を外し、屋根を抜きました。
取り外した材料を、敷地の外へ落とすことがないように、十分に気を付けます。
また作業中の踏み抜きも危ないため、足元にも常に意識を向けていました。
重機1台ぶんのスペースを手早く作る
屋根・天井部分から引き続き手解体を進め、重機1台がきっちり収まるくらいのスペースを先に作りました。そしてすぐ、重機を入れます。
重機による解体作業を進めていく
重機による解体作業を進めていきます。
電柱および電線が近いため、内側から丸太足場を押してしまわないように厳重に注意します。重機の転回を行う際は、アームまで含めて稼働範囲をしっかり意識しました。
今回の現場の場合は、解体した材料を仮に置くようなスペースはなかったので、随時トラックに積み込んで搬出しています。
どの解体現場でも同様ですが、建築リサイクル法などの法規に則り、正しく材料を分別して運び出しています。
足場・防音シートを片付け、地中の解体に移る
建物部分の解体が完了したら、足場と防音シートを片付けました。
バケツ(アームのアタッチメントの種類)で約1mほど地面を掘り下げて、地中障害物の有無を確認した後、地中に埋まっているコンクリート基礎を掘り起こしました。
(今回、基礎以外の地中障害物はありませんでした。他の現場ではまれに、大きな石が見つかったり空襲で焼け落ちた煉瓦ブロックなどが出てきたりします)
コンクリート基礎の解体後、整地をして工事は完了
コンクリート基礎の解体後、掘った土を埋め戻して、地面をしっかり締め固めていきます。
以上の工程をもって、今回の店舗兼住宅の解体工事は完了です。
まとめ
今回の現場は、敷地もその周りの道も狭く、重機の転回や作業車の通行にかなり気を付ける必要がありました。もっとも大阪市内は、こうした狭小住宅が多いことが特色です。
今回も無事、隣接する建物を傷つけることはなく、安全に工事を終えることができました。
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