工事の種類:解体工事
工事の地域:大阪府枚方市
施工範囲:約94㎡
大阪府枚方市に建つ、木造瓦葺き2階建て住宅の解体工事事例です。
近くに大学があるため、近隣には学生向けマンション・アパートが多く立ち並びます。
工事の時期がちょうど大学の新学期にあたり、その影響で人通りが増えていました。
人が通るときは1度作業にストップをかけ、安全が確保されてから再開することを心がけて、工事を進めています。
木造住宅の土葺き瓦屋根を撤去する
騒音・粉塵対策のための丸太足場、および防音シートを施工してから、解体工事に入ります。
昔ながらの日本住宅によく見られる、土葺き(つちぶき)という瓦の葺き方なので、屋根の上にはたくさんの土が載っていました。
土はある程度1箇所にまとめ、埃を飛散させないように注意しながら、屋根を抜いた穴などから階下へ落としました。
1枚1枚取り外した瓦は、他の種類の廃棄物と混ざらないようにまとめて、搬出しました。
重機で木造住宅の家屋部分を解体する
スペースに余裕があったため、早い段階で重機を入れることができました。
手前から奥に向かい、どんどん解体を進めていきます。
隣接するアパートですが、工事現場側が共用部(廊下)になっていました。
入居者様が日常的に通るところですので、家屋解体の終盤まで足場・シートは高めに保ち、土埃などが舞い込みにくいよう配慮しています。
木造住宅の地中布基礎を掘り起こす
家屋部分の解体が済んだら、地中の解体に移ります。
木造住宅を支えていたのは、一般的な布基礎でした。
家屋解体に使った重機1台で引き続き、基礎解体も進めていきます。
もっと分厚い基礎の場合は、「ブレーカー」という割り専用のアタッチメントがついた重機を、掘り起こし用とは別に稼働させることも多いのですが、今回の規模の基礎であれば必要なさそうだと判断しました。
ブレーカーはどうしても騒音・振動が発生してしまうので、結果として騒音・振動の抑制になったかと思います。
地中からは基礎以外に、木の根っこも多く出てきました。
コンクリートなど他の廃棄物と混ざらないようにコンパクトにまとめ、後に搬出します。
雨が降っても土が流れないように整地をして、木造住宅の解体工事は無事に完了
今回の現場は、周辺道路よりもやや高い位置にありました。
普通に平らに均したのでは、端のほうの土が雨の日に崩れてしまいかねないので、なるべく中央に寄せて法面(のりめん)をつけます。法面とは、人工的に造る傾斜面のことです。
三方を土留め板でセットバックし、土の流出を抑えています。
以上で、木造2階建て住宅の解体工事は完了です。
付近の大学へ通う人々の往来に気を付けて、安全に工事を終えることができました!
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