工事の種類:解体工事
建物の種類:木造2階建て住宅
工事の地域:大阪府豊中市
施工面積:約80㎡
大阪府豊中市にある、“昔ながらのお家”が多い住宅地の木造2階建て住宅を解体してきました。
屋根瓦および、屋根の手解体
まずは、屋根瓦を撤去しました。
屋根瓦は、他の種類の廃棄物と混ざらないようにまとめ、搬出します。
後から重機で効率よく解体を進めたいので、重機のアームが届きにくい屋根部分(△になっている部分)を、先に手解体しておきます。
高所での手解体にあたっては、使用する道具を下に落とさないことや、作業員自身が落下することがないように、手元・足元には十分気を付けました。
坂道や階段を慎重に越えて、重機を家の敷地に入れる
木造住宅は傾斜地(坂道の途中)に建ち、なおかつ入口には少し階段があります。
使用する重機の搬入は、万が一にも重機が転倒することがないよう、慎重に行いました。
まずは重機が最低限転回できるスペースを確保し、それから敷地の奥に向かって解体を進めていきます。
築年数がきわめて古い住宅では、土埃が多かったり柱が弱かったりすることがありますが、今回の木造住宅は柱も壁もしっかりしていて、綺麗でした。
倒壊のリスクは低いものの、油断をせずに、重機を動かします。
建物部分の解体が、おおむね終わった状態です。
重機を1台追加し、木造住宅の基礎を撤去
建物部分の解体が済んだら、敷地は広く使えるようになります。
そこで、以降の工事効率を上げるために、重機を1台追加しました。
地中に埋まっているコンクリート基礎を掘り起こす1台と、“ブレーカー”という、振動を与えてコンクリートを打ち割る役目の1台に分かれ、作業を続けます。
土が外側へ流れないように工夫して、塀まで解体する
手前の道路との境界になっていた「塀」も、今回の解体工事の対象でした。
塀の内側はギリギリまで土が詰まっていて、そのまま塀だけなくすと、敷地の外側へ土がこぼれる可能性があります。
そのため塀を崩す前には、なるべく土を敷地の内側へ入れ込み、塀を崩した後に土がこぼれないようにしました。
塀の解体には、薄いコンクリートの破砕に適した空圧工具の「エアーチッパー」や、塀の中の鉄筋を切るための「鉄筋カッター」などを使用しています。
法面(のりめん)をつけて整地し、解体工事は完了!
塀の解体の後、動かした土を戻して整地を行いました。
立地の傾斜に合わせて法面(のりめん)をつけており、俯瞰で見ると台形っぽい形に仕上がっています。
上の写真では重機の撤収がまだですが、これをもって木造住宅の解体工事は完了です!
まとめ
以上、特別難しい条件はなかったので、いつも通りに安全確認に努め、効率アップも意識する現場でした!
最後の塀も綺麗に取って整えることができ、良かったと思います。
大阪府豊中市で木造住宅を安全に早く解体するなら『阿川建設』にお任せください。