工事の種類:解体工事
建物の種類:木造平屋住宅
工事の地域:大阪市此花区
施工面積:約40㎡
大阪市此花区で、木造平屋建て住宅の解体工事を行いました。
上の写真でも分かるように、木造住宅は十字路の角に、右の築浅住宅とかなり密接して建っている状態でした。
また施工範囲は、ブロック塀を介して奥のお家のお庭と繋がっています。
お庭には、住人さんが大事にしている物がたくさん置かれているため、今回の工事で絶対に傷つけたり飛散物を混入させたりしないよう、毎日徹底して解体作業を進めていきました。
常に「歩行者・車・自転車などの通行」や「飛散が起きないか?」に目を配る
上の写真、左端に立っている作業員は、歩行者や車、自転車などの通行を見ています。
現場は十字路ですので、4つの方向に注意しなくてはいけません。上の写真の瞬間であれば、奥から車が来ていることが分かるので、迅速に周囲に知らせます。
現場は学校が近く、前の道も通学路に含まれており、登下校中の朝・夕方は子どもの通行が多いです。この時間帯は特に、周囲の確認を厳しく行いました。
他に敷地の外側の作業員がやることには様々あって、例えば散水作業です。
散水とは、解体範囲にホースなどで水をかけて、塵芥(じんかい)に水分すなわち“重さ”を持たせ、塵芥が風で飛散することを防ぐために行います。
右側・奥側のお家に飛散で迷惑をかけないよう、今回は特に徹底する必要があったために、作業員もかなり細かく見ていました。
約40㎡の狭小住宅を、小さい重機で気を付けて解体していく
狭くて小さい家のことを「狭小(きょうしょう)住宅」と呼びますが、今回の住宅もその範疇に入ってくると思います。
狭小住宅を解体する時に大変なのは「物を外へ落とさないように」、あるいは「密接する住宅にぶつけないように」など、慎重になることがいくらでもあって、工期中はずっと緊張している点でしょうか。
大きな建物を解体する時とは、また違った緊張感であり、慣れても「大変だなぁ」と思うことが多いです。
解体している木造住宅の広さは、約40㎡です。小さい重機がギリギリ入りました。
重機をちょっと進ませすぎたり・さがらせすぎたりすれば、左右に組んでいる足場にぶつかり、足場が敷地の外側へ倒れる危険性があるため、操縦には細心の注意を払いました。
右側の築浅住宅との境は、足場だけでなくコンパネでも養生
木造住宅が小さくなることに伴い、徐々にシートの範囲も狭くしています。
中の建物の大きさと不釣り合いにシートの範囲が広いと、シートが風であおられやすくなり、丸太足場ごと倒れてしまうリスクがあるためです。
先にも述べたように、解体する住宅の右側は、綺麗な外壁を持つ築浅住宅と隣接しています。
足場と防音シートだけの養生では少し心配だったので、細長いコンパネを入れて、養生の度合いを高めておきました。
木造住宅の基礎として施工されたレンガを地中から撤去
写真だと遠くて分からないのですが、木造住宅の地下には、レンガがたくさん埋まっていました。
それらのレンガを全て掘り起こし、搬出しました。ちなみにレンガもレンガ“のみ”で分別して、廃棄処分する必要があります。
整地をして、木造住宅の解体工事完了
地中レンガの撤去後、土を埋め戻して均し、締め固める一連の整地作業を行い、今回の木造住宅解体工事は完了です。
慎重かつ丁寧に解体を行うことは、何もこの現場に限ったことではありません。
ただ、今回くらい難しい位置にあって、しかも範囲が狭いとなると、要求される慎重さ・丁寧さも段違いであり、工事が完了するまではなかなか安心できません……!
ともあれ、周囲に損害を与えることなく、無事に解体工事を完了することができたので良かったです!
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