工事の種類:舗装打換え
工事の地域:大阪府枚方市
施工面積:約40㎡
大阪府枚方市にて、アスファルト舗装の打換え工事を行いました。
近隣の小学校の下校時間が15時ごろなので、毎日なるべくその時間までに作業が終わるように、スケジュールを組みました。
終わらなかった作業については、誘導員による交通誘導の指示を受けながら、安全に実行しています。
舗装打換え工事 着工前の様子
こちらが、今回打換え工事を行うアスファルトの、着工前の様子です。
工事に入る前に、建物施主様および行政側と綿密にやり取りをして、舗装範囲は明確に決めています。
プレートやランマーで突き詰め、沈下しない路盤(ろばん)をつくる
今回打換え対象となる、既存アスファルトの撤去後に、路盤(ろばん)の材料を敷き均して締め固める、路盤(※1)工事を行っている様子です。
広いところの転圧作業では、写真にあるようなローラー重機が活躍します。
いっぽう、マンホールや排水会所の周りは沈下しやすいため、転圧機械「プレート」だけではなく、打撃力が強い「ランマー」も用いて、しっかりと突き詰めを行いました。
※1
ちなみに路盤には、交通荷重を分散させて、路盤より下の層(路床・ろしょう)にかかる負荷を小さくする、クッションのような役割があります。
この路盤工事が不適切だと、道路が歪む・陥没するなどの不具合が生じます。
そのため、各種重機や「プレート」「ランマー」で、路盤材料を隙間なく高密度で、強く締め固める必要があるのです。
路盤の厚みを確認(検尺)
つくった路盤の厚みを、検査している様子です。
言わずもがなではありますが、規定値よりも実際の厚さが少ない=出来高不足になるので、緻密に確認することが重要です。
乳剤(プライムコート)を偏りなく散布し、路盤と表層の密着性を高める
路盤の検尺が完了したら、路盤上層にアスファルト乳剤(プライムコート)を散布します。
この乳剤には、路盤と次に施工する表層の馴染みを良くする役割があります。
路盤と表層がよく馴染んで安定性が高いと、舗装完成後、交通荷重を受けても材料が変形したり流動したりしにくくなるのです。
要は、「綺麗な道路が長持ちする」ということ。
今回の作業でも、乳剤は全体に・偏りなく散布することを意識して、路盤と表層の密着性をしっかりと高めました。
「道路の顔」とも言える表層は、くぼみなく美しく仕上げる
最後は表層、すなわち道路の表面をつくります。
今回は、県道・市道の多く(ほとんどと言ってもよい)で使われている、密粒度(みつりゅうど)アスファルトコンクリート仕上げです。
密粒度アスコンは、維持管理のコストが少なく、メンテナンス工事の工期も短く済むことがメリットです。
表層は、仕上げた後もずっと見える部分ですので、くぼみが一切ないように、ムラなく施工・転圧することを心がけました。
(くぼみがあると水が溜まり、その水気の影響を受けて材料が劣化し、結果として道路が破損するリスクも生じます。)
その他にも、表層は「摩耗に強いこと」や「すべりにくいこと」、「変形やヒビ割れを起こさないこと」などを考慮して、丁寧に施工されます。
アスファルト舗装 打換え工事の完了
表層が完成したら、今回のアスファルト舗装打換え工事は、無事に完了です!
施工範囲は、約40㎡でした。
まとめ
以上、大阪府枚方市某所の、舗装打換え工事の内容をお伝えしました。
どの工程においても、車両通行時は片側車線を空け、通行中は作業を一時中断して安全の確保に努めました。
また、近隣の小学校へ通う児童もふくめ、歩行者が現場に近寄ってしまうことがないよう常に気を配り、必要があれば誘導を行いました。
舗装の工法には今回行った「打換え」以外にも、様々あります。しかし共通するのは、人や車が安心・安全に通ることができる、強い道をつくること。
今回の枚方市の工事でも、しっかり頭において工事に取り組みました!
大阪府枚方市で安全・効率的に舗装打換え工事を行うなら『阿川建設』にお任せください。