工種:解体工事
工事の地域:大阪府箕面市
施行面積:約160㎡
建物の種類:木造2階建て
今回紹介するのは、大阪府箕面市で木造2階建て住宅を解体工事した事例です。
大きな木造家屋と厚みのある基礎の解体工事
作業現場となる住宅は敷地面積が広く、隣家との境界がブロック塀で区切られていました。
また、建屋の背が高く大きな家屋で、地中の基礎も一般的な住宅とは違って厚みがありました。
工事では、家屋上部を解体するために重機の下をかさ上げしたり、基礎の掘り起こしを重機2台を使ったりして、効率よく作業を進めました。
施行面積160㎡の木造2階建住宅を解体した工事内容
それでは、今回の作業内容を紹介します。
【1】足場組みと防音シートの養生
まず、工事中の騒音や解体で発生するガレキなどが周りの民家に飛散することを防止する、防音シートで養生します。
今回行った工事現場は敷地が広く、家屋の周りがブロック塀で囲まれていました。
ですので、ブロック塀の中に丸太の足場を組み、比較的余裕のあるスペースで作業を行うことができました。
【2】屋根瓦を手作業ではがす
解体作業の初めは、1つずつ屋根瓦を手で剥がしていきます。
屋根の端など危険な箇所では転落する恐れがあります。
転落防止のために安全帯を付けて作業を行いました。
【3】重機を入れるためにブロック塀を解体
重機を使用した解体では、まずブロック塀を取り壊して、重機の侵入口を確保します。
塀の内側には水道管やガス管があったため、傷つけないよう慎重に行いました。
また、ブロック塀の外側には側溝があったので、こちらも解体したガレキで傷をつけないように作業をしました。
【4】重機を使って家屋を解体
ブロック塀などを解体し重機が敷地内に入った後は、家屋を解体する作業にうつります。
今回の家屋は高さがあり、そのまま油圧ショベルのアームを伸ばしても上まで届きませんでした。
そのため、土などでかさ上げして建物の上部を解体していきました。
ガレージの壁は重量があり、解体のときに隣の建物に倒れてはいけないので、ワイヤーで吊り下げながら解体を行いました。
斫り(はつり)作業で行ってコンクリートを割り、ワイヤーでコンクリートを吊りながら、中の鉄筋を切断して慎重に解体しました。
【5】基礎の解体と掘り起こし
家屋を解体した後は、基礎の部分を掘り起こします。
家屋自体が大きく、基礎の厚みが70cmもありました。一般的な家屋の基礎は30~40cmくらいです。
通常よりも大きかったため、解体するのに手間がかかりました。
ですので、効率よく作業を行うために重機を2台使用し、1台は基礎を砕き、1台は砕いた基礎の掘り起こしと搬出を行うなど、重機の役割を分担して作業をすすめました。
【6】重機で整地
基礎を全て撤去した後はガレキなどを全て撤去し、重機で整地をします。
以上で作業は完了です。
周囲の環境に配慮した解体工事は阿川建設へ
今回は、周囲がブロック塀に囲まれた大きな家で、ブロック塀を取り壊すのに2日、基礎を掘り起こすのに8日ほどを要し、1ヶ月ほどの工事となりました。
想定外のこともありましたが、効率良く作業できる部分と慎重に作業を行う部分でメリハリを付けて工事を行いました。
今回紹介したように、阿川建設では戸建住宅の解体工事を承っています。
大阪府箕面市で解体工事をご検討されている方は、阿川建設までご連絡ください。