工事の種類:基礎解体
工事の地域:大阪市東住吉区
建物の種類:木造・鉄骨造
建物の構造:2階建住宅
施工面積:200㎡
工事の内容:基礎解体で出たがれき類(コンクリートなど)の仕分けおよび処分
大阪市東住吉区の基礎解体工事の事例です。
今回は、木造・鉄骨造2階建住宅の基礎を、細かく破砕した「がれき類」の処分方法に焦点を当てたいと思います。
建物の基礎を油圧ブレーカーで仕分けしやすいように破砕
建物の基礎部分の破砕には、油圧ブレーカーというアタッチメントを取り付けた重機を使用します。
油圧ブレーカーの先端の、チゼルという棒状のアタッチメントで、硬い基礎コンクリートを細かく破砕しました。
破砕したがれき類は、一か所に固めて置きます。
油圧ブレーカーによる破砕作業を進めながら、固めて置いてあるがれき類の仕分け・搬出も並行して行っていきました。
がれき類をコンクリート・鉄筋・その他廃棄物の3種類に仕分け
がれき類は種類によって処分場が違うので、違う種類の廃棄物が混ざらないように、搬出の前に仕分けておく必要があります。
これは、がれき類を処分する際の重要なポイントの1つです。
今回、破砕した基礎コンクリートは、中に鉄筋が入っていますが、このコンクリートと鉄筋は分けて処分場に持っていかなくてはいけません。
鉄筋以外の廃棄物も、処分場が別です。
がれき類の中の鉄筋を仕分けるため、油圧ブレーカーで細かく破砕していますが、それだけでは鉄筋を取り除くことはできません。
がれき類が細かく割られたことで、取り外せるようになった鉄筋は、1つ1つ人の手で仕分けています。
がれき類に紛れ込んでいる、コンクリートや鉄筋以外の廃棄物も、同じタイミングで仕分けました。
がれき類から仕分けたコンクリートをトラックへ積み込む際は、見張り役を立て安全に配慮
がれき類から仕分けたコンクリートを、油圧ショベル(バックホウ)を使い、10トントラックの荷台に積み込みます。
積み込み作業を行っている間は、見張り役を立てて、人や自転車が近くを通りそうな時や、荷台からコンクリートが崩れ落ちそうであれば、ストップを掛けたり安全に配慮しています。
がれき類は細かく破砕しているとはいえ、かなりの重量がありますので、万が一でも人に当たると危険です。
現場付近に住まれている方はもちろんのこと、現場スタッフの安全を確保しながら解体・運搬を進めていきました。
特に、道路際で積み込み作業を行う場合は、道路にコンクリートが落ちてしまわないよう細心の注意を払います。
写真のように、コンクリートを積み込む側とは反対側のトラックの荷台には、あおりを立てて、積んだコンクリートが道路に落下しないようにしています。
今回の現場の場合は、トラックの荷台にコンクリートを積み終えたら、約20kmの先の処分場まで搬出しました。
コンクリートを持っていく処分場は、工事を行う現場から1番近い所を事前に探し、効率よく現場と処理場の往復を行えるように工程を組んでいます。
基礎解体におけるがれき類の搬出・処分で心がけていること
基礎解体から、がれき類の搬出・処分にあたり、阿川建設が気を付けていることは、やはり安全性です。
住宅地の中の住宅を解体する場合、現場周辺の道幅が狭い場合が多いです。
今回の現場の場合、10トントラックが進入可能な道幅はクリアしていましたが、他の建物との間隔を見ながら、万が一接触させてしまうことのないように、慎重に運転しています。
ちなみに、今回の現場よりもさらに道幅が狭い場合は、もう少し小さいトラックを何台か稼働させるなどの工夫をします。
もちろん、広い道路へ出てからも、安全運転は常に心がけています。
安心・安全の基礎解体工事なら、阿川建設にお任せ下さい。
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