工種 改修工事(今回は外構工事がメイン)

地域 大阪市

面積 約200㎡

前回、道路を広げるため、マンション裏の外構を解体しました。

今回は、解体したマンション裏の外構に、コンクリートやアスファルトなどを敷設していく工事を行いました。

 

今回の外構工事の注意点:他業者との連携がカギを握る

今回、アスファルトの舗装を担当する業者や、マンションの玄関口、通路などにタイルを張る業者、外壁や花壇のブロックを設置する業者の3業者との連携をとりつつの工事となりました。

各業者が現場入りする日程の調整や、工期内に全工程を完了させるための計画を事前に組んだうえで、しっかりと工事を進める必要がありました。

 

別現場への応援もあったので、電話で連携をとりながら、問題が起こらないように作業を進めていきました。

 

今回の外構工事の流れと各工程における注意点

では、今回の外構工事の流れ紹介していきます。

また、各工程における注意点をまとめてみました。

【1】玄関口の床にコンクリートを打設

まずは、マンションの玄関口の床にコンクリートを打設するための木枠を設置します。

元々この玄関口の床は、扉が擦ってしまうほど高く作られており、見た目的にも機能的にもあまり良くありませんでした。

今回の工事にあたり、そういったことにならないように必要な高さを計算して、コンクリートを打設しました。

Point 1:この後のタイル貼りを視野に入れた高さに設定

写真をよく見ると、微妙に段差になっていることがわかると思います。

実は、このコンクリートの上には、タイルを張ることになっており、その点も考慮したうえで、ドアが床を擦らない高さに揃えています。

【2】ブロック塀を設置するための基礎を打設

続いて、隣地との境界にブロック塀を設置するための基礎を作っていきます。

まずは、木枠を設置して行くのですが、写真を見てもらうと、段差になっているのが見えるかと思います。

何故かというと、ブロックを積み上げたときの、一番上の高さが均一にするためです。

ブロックを切って調整するのは、手間がかかってしまうので、基礎の段階で段差を作っています。

基礎を打設し、ブロックを積み上げた後の写真がこちらになります。

ブロックの高さがしっかり揃っているので、綺麗に見えますね。

一方、対面のブロック塀は、解体工事をした時点で残してあったので、電気工具で高さを切りそろえた後、モルタルで補修しています。

塀の形が複雑だったので、ブロックの数が多くなってしまうため、

【3】コンクリート打設、アスファルト舗装のために土の高さを整える(1回目)

次の工程に入る前に、土の高さを整えてました。

砕石とコンクリート、アスファルトを敷設するので、土が高いままだと、その分敷設したコンクリートなども高くなってしまいます。

残土の置き場所を確保するため、まずは敷地半分の土を掘り起こしました。

【4】花壇の基礎を作るための枠組みを設置

続いて、花壇の基礎を作っていきます。

初めに、基礎のコンクリートを打設する部分を掘り下げました。

次に、基礎のコンクリートを打設するために木枠を設置します。

ブロック塀の時と同様に、花壇の高さが均一になるように、段差を付けました。

少し見えにくいですが、3段階に高さが分かれています。

【5】さらに土を撤去(2回目)し、砕石を敷いていく

花壇のコンクリートを打設する前に、残った土を撤去し、砕石を敷きます。

Point 2:砕石には地盤を固める役割がある

砕石を敷く理由としましては、「地盤を固めること」が挙げられます。

土のままだと、掘り起こしたばかりということもあり、地盤が緩くなっています。

そのままアスファルトなどを敷設してしまうと、沈下してしまう可能性が高いので、地盤を固める必要があります。

【6】花壇の基礎コンクリートを打設する

花壇の基礎を作るための木枠に、コンクリートを打設しました。

この工程の後、花壇のブロックを設置するために、別の業者が入る予定になっています。

現場入りした業者がすぐに作業を開始できるように、取りやすい位置にブロックを置いておきました。

【7】アスファルト部分以外(玄関前通路・軽自動車駐車スペース)のコンクリートを打設

花壇のブロック設置が完了したら、玄関前の通路を作っていきます。

コンクリートを打設するにあたり、鉄筋を立てるほどの厚みはありません。

そのため、鉄筋に代わるものとして「ワイヤーメッシュ(溶接金網)」を使いました。

通路部分にコンクリートを打設しました。

玄関口と同様に、タイルが張られるので、タイルの厚みを視野に入れた高さに揃えます。

この後、アスファルト舗装業者とタイル業者の作業日を挟んで、駐車スペースのコンクリート打設に移ります。

右からアスファルト、通路のタイル、駐車スペース(これからコンクリートを打設する部分)になります。

4日間ほど、他業者の作業日を挟んでから、作業を再開しました。

通路のコンクリート打設時と同様に、ワイヤーメッシュを敷いてから、コンクリートを打設しました。

最後に掃除などを行って、阿川建設が行う作業は完了となります。

【8】舗装業者による仕上げを行い、工事完了

最後に、アスファルト舗装業者が別業者を手配して、駐車場のライン引きを行って、今回の工事は完了となります。

花壇も整えられ、見栄えがかなり良くなりました。

この写真を撮った段階では、施主様によって、一旦立ち入り禁止のカラーコーンなどが設置されていますが、後日撤去されました。

まとめ:大規模な工事になると、他業者との連携が欠かせない。

今回、工事全体で、他業者との連携をとるシーンがいくつかありました。

日程の調整などもそうですが、どの部分が現状どうなっていて、どうすべきなのかなどの指示も、必要に応じて出す必要があります。

工事の規模が大きくなってくると、多くの業者が関わってくることになるので、現場担当者の力量が試されることになります。

現場の作業が遅れたりしてしまうと、他業者もスケジュールの再設定を行う必要が出てくるため、スムーズに作業が出来るよう、綿密な計画と連携が欠かせません。

工期が伸びてしまうことの無いように、計画段階から、しっかりと進めていきます。

 

大阪市で外構工事を検討されている方は、是非一度阿川建設までご相談ください!