工事の種類:外構工事
工事の地域:大阪府四條畷市
施工面積:約100㎡ (アスファルトの施工)
以前、大阪四條畷市にある某工場の一部解体を行いました。
<その時の様子>
⇒ 鉄骨3階建て工場の一部解体工事 | 約100㎡を切り離し 四條畷市
今回は、工場の一部解体をして更地になった部分に、外構工事を行いましたので、その流れをお伝えします。
外構工事として行ったことは、主に次の5点です。
- リブブロックの外壁の設置
- リブブロックの間仕切り壁の設置
- キュービクルの近くにポールを設置
- 排水の整備
- アスファルトの施工
以下で詳しく、見ていきましょう。
リブブロックの外壁の基礎づくり
写真左側に写りこんでいるのは、工事前からあるリブブロック外壁です。
工場の一部が解体されたことで、続く外壁がない状態なので、今回の外構工事で新しく作ります。既存のリブブロック外壁を延長するイメージです。
新しいリブブロック外壁の設置にあたり、まずはL字型の基礎を作る必要があります。
ベースコンクリートは地中に埋まるので、重機で約60cmの掘削を行いました。
掘削箇所に入っている作業員は、重機で掘った地面を均している最中です。
“土台の土台”とも言える、捨てコンクリートを流し込んだ後の状態です。
この上からいよいよ、リブコンクリート外壁の基礎を作っていきます。
基礎コンクリートの中に入る鉄筋を配置していきます。
写真右側に写っている黄色い板は、後からコンクリートを流す際の押さえとなる型枠です。
L字型に、鉄筋の配置がなされています。大分基礎コンクリートの完成の形に近くなってきました。
型枠および鉄筋の配置が完了しました。
あとはこの型枠の中に、コンクリートを流していきます。
基礎コンクリートの仕上がりは、この段階で決まっていると言っても過言ではりません。
組み上げた型枠に歪みがあると、その中に流し込んで固めたコンクリートも、当然歪んでしまいます。
建設業界では、型枠の直線性を維持することを「通りを通す」と言ったりします。
型枠の中にコンクリートを流し込んだ後、固まったら型枠を外して、写真のようにキレイなL字型の基礎コンクリートが完成しました。
既存の基礎コンクリートからの延長も、うまくいっています。
後でこの上にリブブロックを積み上げるのですが、その前に排水設備を整えていきます。
会所を新設し、既存の会所からの排水管をつなげる
リブブロック外壁基礎が完成した後、施工面積全体を粗めに均してから、今度は会所(かいしょ)の新設を行いました。
会所とは、雨水を集めて排水する設備のことです。会所がないと、水はけが悪く使いにくい土地になってしまいます。
一部掘削を行い、少し離れたところにある既存の会所から、排水管を繋いだ時の様子です。
写真に写っている作業員は、適宜埋め戻しを行っているところです。
ガレージと休憩スペースを仕切る間仕切り壁の基礎つくり
今回の外構工事で作った壁は、外壁だけではありません。外壁から続く、リブブロックの間仕切り壁も作っています。
外壁部分と同様に、間仕切りの壁を作る部分にも基礎コンクリートを作る必要があります。
基礎コンクリートの上にリブブロックが積み上げられていく
敷地の境界の壁となるリブブロックが、先に作った基礎コンクリートに積み上げられていく様子です。
高さは6~7段くらいあったかと思います。
リブブロック外壁を、敷地の外側から撮影しました。
すぐ側は、あぜ道のようになっていて、そう頻繁ではありませんが地元の方が徒歩や自転車で通行されます。
そのため工事範囲の外側にも常に気を配り、安全に作業を進めていきました。
間仕切りの基礎コンクリートにも、同様にリブブロックを積み上げ、敷地内の壁の新設は完了です。
砕石を敷き転圧して、キュービクル付近にポールを4本設置
リブブロック外壁・間仕切りの完成後、土を全体的に埋め戻し均してから、重機を現場に入れて砕石敷きを行いました。
またほぼ同タイミングで、以前からある方の会所の、高さ調整を行っています。
四角い枠の中に見える、さらに小さい四角の枠が、以前からある会所の高さです。
その上にひと回り大きな枠を取り付け、高さを調整しています。
なお、会所の高さを調整しているのは、砕石敷きとアスファルト新設のために、地面全体が高くなるためです。
キュービクルの近くには、黄色の目立つポールを4本新設しています。
これらのポールには、工場に車を出し入れする際に、誤ってキュービクルにぶつかってしまうリスクを抑えるという役割があります。
砕石を敷き均し、転圧した後の休憩所スペースです。
会所が5cmほど高いところにありますが、これは後にアスファルトを施工するためで、施工後はぴったりと同じ高さになります。
新設した間仕切りリブブロック壁を境にした、ガレージスペースです。
先ほどの休憩所スペースの方もそうですが、砕石を敷いた上からの転圧作業は入念に行っています。
転圧が甘いと、アスファルトの施工後、地盤沈下が起こる可能性があるためです。
アスファルトが沈まないようにぎっちりと、この段階で丁寧に締固めました。
アスファルトを施工し工場の外構工事が完了
砕石の転圧後、アスファルトが施工され、今回の外構工事は完了しました。
高所作業はない工事でしたが、砕石の敷き均しなど、重機の稼働と同タイミングで作業員が動く機会が多かったので、万が一にも接触事故のないよう入念に気を付けました。
少し前までは工場の一部が建っていたとは想像できないくらいに、キレイに仕上がりました!
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