工事の種類:解体着工前の事前準備
工事の地域:大阪市東住吉区
施工面積:約200㎡
今回は集合住宅の解体工事前の調査について詳しく書きたいと思います。解体着工前に工事の事前準備として、以下を行いました。
- 隣地関連調査(測量、境界画定、隣地の状況)
- 設備関連調査(既設の撤去と仮設の立ち上げ工事)
- 解体工事への引継ぎ、および近隣周知
以下、詳しく説明します。
1.隣地関連調査(測量、境界画定、隣地の状況)
集合住宅の解体工事にあたり、境界測量を行います。境界測量をすることで境界ラインを明確にし、隣の敷地まで解体しないようにします。
隣地境界測量ラインを引いたところです。境界ポイントは点なので、ラインを出して線にすることで境界を分かり易くしています。
隣地越境物(境界ラインをまたいで存在するもの)は、隣地の所有者と相談・同意の上、撤去します。
隣地に対して気を付けることは、ほこり・騒音・振動等です。作業時間にも配慮が必要となります。
2.設備関連調査(既設の撤去と仮設の立ち上げ工事)
次に、既設のガス・電気・電話・ケーブルを撤去します。
解体工事で散水を行うために水道設備が必要となります。そのために水道は仮設します。上記写真は、仮設水道を立ち上げ、既設管処理を行っているところです。
電気は仮設するのに日数と費用を要するために仮設はしません。解体時に電気が必要な場合は、発電機で対応します。
3.解体工事への引継ぎ、および近隣周知
隣地関連調査(測量、境界画定、隣地の状況)と設備関連調査(既設の撤去と仮設の立ち上げ工事)が完了したら、近隣へ工事の周知を行い、解体工事担当に引き継ぎます。
解体工事1週間前に着工する旨を、カラーコーンに張り出し、同時に工事の案内文書を周辺住宅のポストに個別に投函します。
今回解体するのは、A号棟、B号棟、C号棟の全部です。今回は1つの建物を取り壊し、3つに分けて建物を建てて分譲する予定です。
着工時打ち合わせ資料を用意して、上記のような資料を引継ぎ、既存のライフラインの確認、現状の敷地境界の明確な位置等を解体工事担当に指示します。
まとめ
以上、集合住宅の解体工事前の調査についてご紹介しました。
今回は解体着工前に工事の事前準備として、以下を行いました。
- 隣地関連調査(測量、境界画定、隣地の状況)
- 設備関連調査(既設の撤去と仮設の立ち上げ工事)
- 解体工事への引継ぎ、および近隣周知
阿川建設ではしっかりと事前調査を行ってから建物の解体・撤去工事を行います。安全や周囲の環境配慮を最優先に迅速・丁寧に工事いたします。
大阪市東住吉区で安全な解体工事を行うなら『阿川建設』にお任せください。