工事の種類:改修工事
工事の地域:大阪府枚方市
施工範囲:約50㎡
既存の側溝の外側に新たな側溝の立ち上がりを設置する改修工事
今回の工事は、以前ご紹介した解体・擁壁造り工事「石垣・車庫を安全に解体し、擁壁とガレージに改修する工事 枚方市」の続きで、外構工事(側溝の改修工事)を行った事例です。
写真の右側のベニヤ板でカバーしている部分(赤いコーンが置かれている箇所)が以前の側溝があった場所です。
以前の側溝は経年劣化で割れやすくなっており、そのままでは使用できないので、古い側溝の外側部分に新しいコンクリートの立ち上がりを作る工事を今回行いました。
まずはユンボを使い、以前の側溝に沿って土間手前側に深さ40㎝で土を掘ります。
続いて道路側にもコンクリートの立ち上がりを作るために地面を掘ります。
木の型枠を設置します。
型枠にコンクリートを流し込んでいきます。
この作業のポイントは、新しい立ち上がりの「高さ」を考える点です。道路の高さと、既存の側溝の高さは決まっているので、水が流れやすいように高さを計算しながら作業を進めていきます。
側溝に水が流れるよう勾配を考慮して新設土間を施工
一方、こちらは以前ガレージだった部分のコンクリートを削っている作業風景です。
既存のガレージ土間には勾配が無いので、配管、升を傷めないように削り、勾配を取って新設土間を施工しました。厚みがないとコンクリートが割れるので、その厚み分を考慮して削っています。
コンクリートを削った後に、その上に砕石を敷きます。コンクリートの割れを防ぐため、伸縮目地を側溝に対して垂直方向へ入れています。
駐車スペースなどに最適なコンクリートですが弱点もあり、振動や乾燥によってひび割れてしまうことがあります。
コンクリートの間に伸縮目地を設けておくことで、振動や乾燥してもひび割れを防ぐことが可能です。
ワイヤーメッシュ(溶接金網)を敷いて、升(緑色部分)との高さを調整します。
ワイヤーメッシュは、コンクリートの補強のために入れられるものです。
コンクリートの上に車が停まる駐車場のように、地面に対して相当な負荷がかかる場合、そのコンクリートを割れにくくする役割などを持っています。
ワイヤーメッシュ敷きのあとに、コンクリートを打設します。
通行者に注意を払いながら側溝のコンクリート打設
コンクリートを打設した後の写真です。
今回は、隣接する道路が狭く、生コン車が進入しにくかったので、ガードマンさんに通行の様子を見ていただきながら生コン車を横付けし、コンクリートの流し込み作業を行いました。
コンクリートが固まった後に、既存の側溝の中に補強として設置していた木材を取り除きました。
綺麗に掃除を行い、側溝の改修工事は完了!
工事完了の様子です。無事に側溝の改修工事が終わりました。
お家もフルリフォームされ、新しく生まれ変わります。ガレージ部分も広くなり、側溝も丈夫になりました。
以上、既存の側溝を生かして、新設の側溝を施工する改修工事事例でした。
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