工事の種類:造成工事・基礎工事
工事の地域:兵庫県宝塚市
施工面積:約140㎡
兵庫県宝塚市にて、約140㎡の新築住宅の造成工事・基礎工事を行いました。
「この地域の住宅としては大きく、造る基礎の面積も広いこと」や、「“中庭が2つ”など間取りに特徴がある」ことが、特筆点です。
またこの現場は、以前にあった木造住宅の解体工事からお任せいただいており、当社ホームページで紹介した事例『木造2階建て住宅の解体工事 | 間をあけず造成工事の予定【宝塚市・閑静な住宅地】』の続きとなります。
解体工事から引き続き、周囲の安全確認に努めながら、今回の造成工事・基礎工事に取り組みました。
重力式擁壁(ようへき)および、駐車場の施工
今回はまず、「駐車場」とそれを囲う「重力式擁壁(ようへき)」の施工から始めます。
重力式擁壁は、写真の下のほうに写っている石垣(後に撤去)の代わりの役割を持ちます。
ちなみに、擁壁とは高低差のある宅地や斜面地などで土砂が崩れるのを防ぐための、土留め壁のことです。
地面から約1mの深さまで、掘削を行いました。
詳しくは基礎工事のところで説明しますが、今回の工事は「位置出し」が非常に重要で、重力式擁壁の基礎砕石(さいせき)にも、墨出しをしっかり行います。
重力式擁壁の均し(ならし)コンクリートを打設しました。
擁壁の「壁」となるコンクリートを流し込み固めるための、型枠を設置しました。
重力式擁壁の断面は、その仕組みから、台形のような形になります。
型枠も地面からまっすぐ立つのではなく、上の写真のように角度がつくのです。
角度がつく型枠は、コンクリートの圧力によってバレるおそれがあるため、多くのパイプを用いて、動かないようにがっちりと固定します。
地面に対してまっすぐ垂直に壁を造るL字型擁壁の施工では、型枠も真っ直ぐに立ちます。
これと比較すると重力式擁壁は、型枠固定の面では難しく、気を遣います。
動かない型枠が完成したら、コンクリートを流し込みました。
コンクリートが固まったら型枠を外し、高さ約80cmの重力式擁壁は完成です。
写真で砕石が敷かれている部分は、新築住宅の駐車場となります。
今回の工事でトラックが入る際の、待機場所としても利用しました。
付近の方々が使う道路にはみ出さないで、必要時にトラックを置くことができています。
追い出し・位置出し~捨てコン打設まで
続いて、住宅の基礎工事に入っていきます。
まずは、「基礎の基礎工事」とも言い換えられる、遣り方(やりかた)の造成を行いました。
今回建つ住宅は、中庭が2箇所あるなど、間取りがやや複雑で角が多いです。
基準となる場所(今回は隣地との境界)からの寸法を測る「追い出し」を確実に行い、正確に「位置出し」をして、遣り方から精巧にする必要がありました。
よって打つ杭(くい)の数や、墨出しの数も多くなっています。
そうした遣り方(やりかた)を基盤に、基礎工事は順序良く進んでいきます。
写真は、基礎の防湿シートを施工した様子です。
捨てコンクリートを打設しました。
捨てコンクリートがなく、土が少し盛られている部分が、お家の中庭となる部分です。
立ち上がりもこの中庭を囲うように、たくさん折れます。先から述べている「角が多い」とは、そういうことです。
基礎外側の型枠を組み内側に配筋~ベースコンクリートの打設
木の型枠をまっすぐ綺麗に組み上げ、内側に配筋を行いました。
そして、広いベースコンクリートを打設していきます。
ベースコンクリートの打設が完了しました。
基礎立ち上がりのコンクリートを打設~完成
ベースコンクリートが固まったら、基礎の立ち上がりを造っていきます。立ち上がりの厚さとなる寸法をよく確認しながら、型枠を追加。
型枠で挟んだ部分へ、コンクリートを打設していきます。
コンクリートの打設が完了した様子です。
立ち上がりのコンクリートが固まったら、型枠を取り外して基礎は完成です。
基礎が大きいぶん、アンカーボルトの数も多くなりました。100本くらいは使用したと思います!
追い出し・位置出しに精密さが求められる、大きくてやや複雑な形の基礎でしたが、特に問題なく、綺麗に仕上げることができました。
以前の住宅の解体から関わっていると、基礎完成の達成感もひとしおです。
間取りから随所にこだわりが見られる新しいお家で、どんな生活が営まれるのか……。住宅の完成はまだ先となるでしょうが、少し思いを馳せています!
兵庫県宝塚市で安心・安全な住宅基礎工事を行うなら、『阿川建設』にお任せください。