工種    改修工事(今回は解体工事がメイン)

地域    大阪市

面積    約200㎡

 

大阪府大阪市にて、マンション裏の外構を改修する工事を行いました。

今回の外構改修工事のポイント

マンションにお住いの方がいる中での工事でしたので、工事前の準備として、工事中も出入りできるように仮設通路を造りました。

また、現場周辺をフェンスで囲い、付近を通る方が誤って入ってしまうことがない状態を作りました。

特に地下にある上下水道の配管には気を付けて作業した

今回の現場は、築年数が40~50年ほど経過しているマンションだったため、地下に通っている上下水道の位置がわからない状態での作業でした。

 

なので、配管の場所をあらかじめ、手作業で探し、重機での作業に影響が出ないよう、慎重に工事を進めました。

今回の外構改修工事の流れ

それでは、今回の外構改修工事の内容を、順を追って解説していきます。

【1】ゴミ置き場解体のために、足場を組む

足場組み

通常、外構工事の際に足場を組むことは少ないです。

しかし今回、マンション共用のゴミ置き場があったので、それを解体するために足場を組みました。

足場を組む際、設置スペースがあるかどうかで作業のペースが変わってくるのですが、今回は十分なスペースがあったため、滞りなく足場を組むことが出来ました。

【2】重機でゴミ置き場を解体

ゴミ置き場解体作業

重機でゴミ置き場を解体していきます。

コンクリートブロックには、鉄筋が入っているため、分解して分別しました。

【3】重機でゴミ置き場の土間・基礎を解体していく

ゴミ置き場土間解体作業

ゴミ置き場の土間を解体していきます。

パワーのある、油圧ブレーカーというアタッチメントに付け替えて、細かく破砕しながら解体を進めていきました。

ゴミ置き場の基礎解体作業

土間の解体が終わったら、続いて基礎の解体に移っていきます。

今回解体した基礎は、想像以上に大型のもので、ゴミ置き場の大きさからみても、「少し大きすぎるのでは」と感じるほどでした。

基礎解体作業の経過写真

築年数が長い建造物ですと、現在の建築基準からしてみると少し不安なことが多いです。

しかし、今回は築年数が長い建造物にもかかわらず基礎が大きく、なかなか珍しいケースでした。

【4】植木の花壇を解体

植木の花壇解体

外構部分には、植木が植えられていた花壇がありました。

そちらも、撤去しておく必要があったため、重機で解体しました。

植栽用の土とレンガ、木の根等が混ざっていると処分の際に手間が発生してしまう可能性があるため、丁寧に分別していきます。

【5】手作業で配管の場所を探っていく

配管露出作業

土間を解体していく前に、配管の位置を把握しておく必要がありました。

把握していない状態で、無理に重機で解体を進めてしまうと、配管が破裂してしまい、マンションで生活している方々に迷惑をかけることになってしまいます。

なので、ほうきやスコップなどを使いながら、配管が見える状態にしていきます。

一部、コンクリート内に入り込んでいる配管がありました。

こういった部分も、手作業でコンクリートを削り、露出させていきます。

ある程度、配管の位置が把握出来たら、配管に影響の出ない部分を重機で解体しつつ、必要に応じて手作業に切り替えます。

配管を露出させるもう一つの理由

この作業の後日、別業者が配管の組み換えをする作業が控えていたことが、この「配管を露出させる作業」のもう一つの理由です。

埋め戻してしまうと、後日現場に来た配管業者の方が、配管を探さないといけなくなってしまいます。

なので、コンクリート部分などをすべて解体・搬出し、配管が見える状態にして、その日の作業を完了させました。

【6】アスファルト部分を解体していく

アスファルト解体作業前

上下水道の配管の組み換えが完了した後、古いアスファルトの解体を行いました。

アスファルト解体

アスファルトの解体作業はすべて重機で行います。

配管に影響が出ない場所だったので、スムーズに作業を行うことが出来ました。

ここでも、土とアスファルトが混ざってしまわないように分別は丁寧に行っていきました。

【7】整地をして、1段階目の作業完了

整地作業

最後に、整地をして作業完了です。

後日、今回の現場にて、道路敷設のための工事を執り行う予定となっていますので、フェンス等はそのままにして撤収することとなりました。

まとめ:上下水道の配管には特に気を付けた工事になった

今回何といっても、配管の部分をいかに傷付けずに工事を進めるかが大きなポイントになりました。

配管に傷がついてしまったり、衝撃で破裂してしまうと、マンション全体の水道が止まってしまうことになります。

更に、修繕工事などもする必要が出てくるため、工期が伸びることや費用が掛かってしまうことなども考えられます。

なので、安全性を確保するという意味でも、手作業と重機での作業を切り替えながら時間をかけて丁寧に作業を進めることを心がけました。

 

阿川建設では、こういった難しい工事の依頼も少なくありません。

常日頃から丁寧な工事を行っているからこそ、こういった難しい工事でもイレギュラーなく終えられているのだと思います。

 

大阪市で改修工事を検討されている方は、是非一度阿川建設までご相談ください!