建設会社様からのご依頼で、鉄骨造3階建ての新築工事において、地中梁基礎工事をさせていただきました。

施工面積は約450㎡です。

地中梁基礎工事とは、建物の基礎同士を地中で繋げるための鉄筋コンクリート製の梁を造る工事を指します。

地震の揺れやこの後建てる建物の重さで地盤が不均一に沈む(不同沈下)を防ぐために重要な、基礎工事です。

周囲にしている仮囲いは、他の業者様にて実施済みのものです。

ここから工事をスタートさせます。

ダンプカーが入れるように、鉄板を敷いているところです。

弊社が作業をする前に、土留め用の「H鋼」を杭屋さんにて実施してもらっています。

「H鋼」は写真のように、アルファベットのHになっているのが特徴です。
建物の杭も、先に杭屋さんが打ち込んでくれています。

重機で土を掘り、あらかじめ打ち込んであるH鋼に土留め用に板を入れて固定していきます。

今回は、矢板土留め(やいたどどめ)といって地盤を掘削する際に周囲の土砂が崩れたり地下水が侵入したりしないように、「矢板」という板や鋼材を打ち込み壁を作る土留めの方法で作業しています。

今回は掘削する深さが2mあり、土留めをするまでは周囲の土砂が落ちてしまいます。

一気に掘削すると崩れるので1スパン掘って矢板を入れる…という作業を繰り返し、崩れないように注意しなければなりません。

画像中央の底面に見える丸いものは杭で、こちらもあらかじめ杭屋さんが施工されたものです。

土と地中埋設物は分別して、適切に処理します。

左右の重機2台を使い、敷地の奥から矢板土留めを施工しているところです。
右側はスペースが狭かったため、コンパクトな重機を使いました。

限られたスペースの中でスムーズに施工を進めるためには、施工する順番を工夫することも大事です。

掘削によって発生した土砂は、10トンダンプカーで順次搬出していきます。

順番に矢板土留めを実施しているところです。

写真のように矢板土留めによって、土砂崩れせず掘削が進んでいきます。

真ん中の島になっている土部分は、GL(地盤面)より1m下げたレベルで揃えることになっています。
そのため矢板土留めほどの圧力がかからず、この部分だけは簡易土留めで十分です。

土留めができたら底面に砕石を敷きます。

地中梁のサイズに合わせ、砕石のレベル(高さ)も調整しています。

土留めの作業が完了したところです。

捨てコンクリートを施工したところです。

捨てコンクリートとは砕石を敷いた後に50mmほど打設するコンクリートです。

構造強度には影響しませんが、地面を平坦にすることで基準線を正確に行って、その後の作業をスムーズにするために行う工程です。

上から見るとこのようになっています。

土の部分は雨で流れ出ないように、ブルーシートで養生します。

他社様による施工範囲で、鉄筋と型枠が施工されたところです。(この工程は弊社の担当ではありません。)

足場も他社様によって組まれています。

コンクリートの打設は弊社にて行いました。

他社様にて型枠が外されたところです。
鉄骨の柱を立てるベースプレートを、コンクリート打設前に施工しておいたアンカーボルトに通して取り付けられたところです。

こちらが現在の状態です。
この後弊社にて、地中梁の周囲に土砂の埋め戻しを実施します。

まとめ

今回は工期が2週間しかなく、年末に用意と段取りを行い、急遽実施することとなりました。

作業員や作業用車両を確保しなければならず、ダンプカーは10トン車で100台以上必要となりました。

重機の段取りもあり、計画を立てて間に合わせることができました。

周囲の応援のおかげもあり、年末から計画を立てて対応することができました。

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