工事の種類:マンション入り口・駐輪場の改修工事
工事の地域:京都市
施工面積:入り口約8㎡、駐輪場の縮小約2㎡
京都府に建つマンションの外構の、改修工事を行った事例です。
具体的には、マンション入り口のタイルを撤去して駐車スペース(1台分)に、駐輪場を縮小して余裕ができたスペースを駐車スペース(1台分)に改修する工事を行いました。
今回の記事では、上記の改修工事の流れを紹介したいと思います。
マンションの住民さんが多いので、駐車可能台数を増やすことが目的
今回の改修工事の目的は、マンションに駐車可能な車の台数を増やすことにあります。
もともと敷地内には10台分の駐車スペースがありましたが、マンションに住む人の数が増えたこともあり、もっと他のスペースを有効活用して、車を多く停められるようにしたいとのことでした。
マンション入り口のタイルを撤去して掘り下げ
まずは、マンション入り口(約8㎡)のタイルの撤去を行いました。タイルの切削・撤去には、チップブレーカという工具が用いられています。
また、この部分には後々コンクリートを流し込むので、その厚み(約15cm)の分だけ掘り下げられています。
改修する部分を角度から撮影した写真です。
コンクリートの土台にワイヤーメッシュを設置
生コンクリートを流し込む前に、ワイヤーメッシュを設置します。ワイヤーメッシュは、コンクリートの補強のために入れられるものです。
コンクリートの上に車が停まる駐車場のように、地面に対して相当な負荷がかかる場合、そのコンクリートを割れにくくする役割などを持っています。
コンクリートを流し込み、パーキングブロックを設置
ワイヤーメッシュの設置後は、コンクリートを流し込みました。
写真は既に、コンクリートを流し込み、表面をキレイに均した後の様子です。
まだ乾いていないコンクリートは、グレーっぽい色でツヤがあります。
コンクリートが乾いた後は、写真のように白っぽい色になります。
パーキングブロックを2つ置いて、マンション入り口の改修工事が完成です。この位置に、車を1台停められるようになりました。
駐輪場の奥行き2m分を縮小
写真は、改修工事前(フェンスは外した後)の駐輪場の様子です。わずかに余裕はありますが、車を停められるほどの広さではないといったところです。
改修中の駐輪場の様子です。
1枚1枚プレートを外して駐輪場の壁をなくしていき、不要な支柱はチップブレーカを併用して地面から引き抜きました。
駐輪場の屋根はボルトでとまっていたので、そのボルトを外しながら撤去しています。
改修完了後の駐輪場(車をプラス1台停めることが可能に)
写真は、改修工事が完了した後の駐輪場の様子です。
コンクリートの地面に新たな穴を作り、1度外した白いフェンスを再度設置しました。
もっと手前にあった穴(支柱を外した穴や、フェンスを外した穴)は、マンションの入り口の改修工事で使ったコンクリートと同じ物を使って、埋めました。
駐輪場を小さくしたことで、縦向きに1台、車を停めることが可能になっています。
同じ作業は同時進行で進めて作業効率をよくする
この記事では、マンションの入り口の改修工事の後に、駐輪場の改修工事を進めているようにも見えますが、厳密にはそうではありません。
同時に進めておいた方が効率がよいと考えられる作業は、同時進行で進めています。
例えば、「マンションの入り口のタイルの撤去と、駐輪場の縮小部分の撤去」などです。廃棄物を運搬するという工程も入ってくるので、最も効率のいい順番を考えて、スケジュールを組んでいます。
道路を通って廃棄物を運ぶ時は車や人の往来に最大限配慮
また、今回の現場は約2mの道路を挟んで、マンションの入り口と、駐車場(駐輪場があるところ)がありました。
廃棄物の運搬用トラックは駐車場に停めていたので、マンションの入り口から、撤去したタイルの破片等を運ぶ時は、道路を通っていく必要があります。
もちろんその際は、周囲に通行人や車がないことを徹底確認し、安全が確保されてから、運び出しました。
他の専門業者とも協力しながら、迅速に改修を進めていった事例でした!
京都市の外構の改修工事なら阿川建設にお任せください。