工事の種類:改修工事
工事の地域:大阪市鶴見区
施工面積:約500㎡

大阪市鶴見区にある車関係の工場で、改修工事を行いました。

元々敷地内の別の場所に設置されていた洗車機を、今回改修工事を行うスペースに移設するための工事です。

洗車機の排水が、綺麗にU字溝に流れるように、1cm単位で勾配を調整したことなどが、今回の工事のポイントです。

 

工事前の、現場の様子です。

敷地内・左の建物の1階部分は、車の整備などを行うためのスペースに改修します。

そのために1階部分の壁を取り壊し、車が行き来できるようにします。

建物1階の外壁を一部取り壊す

建物の1階部分の外壁の、サイディングを剥がしたところです。

サイディングを剥がしたことにより露出している茶色の外壁は、コンクリートブロックです。

 

外壁のコンクリートブロックと、建物の手前にあった土間コンクリートを、撤去しました。

 

敷地奥のアスファルトを、一部剥がしました。

ここが、洗車機を設置するためのスペースとなります。

 

既存のU字溝・雨水桝は、残しておきます。

グリストラップのスペースや雨水桝の設置

後に設備屋さんが設置する、「グリストラップ」を設置するためのスペースを作っているところです。

グリストラップは、排水の中に含まれる油分などを集め、排水を綺麗にするための設備です。

お客様のご指定のサイズどおりに、作成しました。

 

洗車機から出る排水を集めるための、雨水桝を作りました。

また同時進行で、敷地奥側にフェンスを立てるための基礎を作りました。

 

基礎ができたら、コンクリートブロックを積んでいきます。

 

新しく作った雨水桝に繋げるための、U字溝を作りました。

洗車機を設置する場所は、水平でなくてはならないため、U字溝の天端も水平になっています。

しかしこのままだと、U字溝内で水が流れなくなってしまうため、天端は水平のまま、底面にのみ勾配をつけていきます。

砕石敷き

砕石敷きを行いました。

洗車機スペースの床に鉄筋を入れて補強

洗車機を設置するスペースは、車が往来することになります。

車の重みに耐える床を作るため、鉄筋を入れて補強しました。

 

グリストラップを設置する場所は、後のコンクリート打設の際にコンクリートが入り込まないように、養生してあります。

 

建物のフロアと、アスファルト部分の間に、勾配をつけています。

車が行き来しやすいように、そして建物のフロアに水が流れてこないようにするためです。

 

こちらにも、配筋を行いました。

コンクリートの打設

コンクリートの打設を行おうとするところです。

洗車機のレールがくる位置は、決まっています。

そのため、そのレール部分にコンクリートが流れないように、スタイロフォームで養生してあります。

コンクリートの流し込み時に、スタイロフォームが浮いてしまわないように、しっかりと固定しました。

 

コンクリートを流し込みました。

洗車機の排水が綺麗にU字溝に流れるように、1cm単位で勾配を調整してあります。

 

 

勾配部分にも、コンクリートの打設を行いました。

 

洗車機を設置するためのスペースが、ほぼ完成しました。

この後、U字溝や雨水桝に、グレーチングを取り付けます。

 

敷地手前には新しく門ができるため、アスファルトのやり替えを行いました。

既存のアスファルトは、水勾配が適切にとれない状態にあったためです。

また、道路側の溝が埋まってしまっていたため、きちんと水が流れるように、溝もやり替えています。

 

フェンスの設置

敷地奥側に、フェンスを設置しました。

 

以上の工程をもって、今回の改修工事は無事に完了です。

まとめ

今回の工事のポイントは、洗車機を設置する土間の水勾配を、左右にきちんと水が流れるように、1cm単位で調整したことでした。

気を付けたポイントは、記事の中で述べたように、洗車機のレールがくる部分の養生が浮いてこないように、しっかりと固定した点です。

 

大阪市などで改修工事を行うなら実績豊富な『阿川建設』にお任せください。