工事の種類:木造住宅解体工事
工事の地域:大阪市住吉区
施工面積 :約140㎡
大阪市住吉区で、木造住宅の解体工事を行いました。
不動産屋さんからのご依頼です。
こちらが、今回解体する木造住宅です。敷地いっぱいに建物が建っています。
写真で分かるように、駐車場が隣接しているため、各工程でとても丁寧な作業が必要になりました。
また前の道が一方通行で、トラックを1台停めたら、横を車が通れるか・通れないかくらいに、道幅が狭いです。
トラックを長く停めておけないため、搬出などを手早く行う必要がありました。
木造住宅の屋根を手解体する
瓦屋根の手解体を行いました。
屋根の上に廃材を置いておくと、風で飛んでいく危険性がありますので、屋根の一部に穴を開け、そこから解体した廃材を落としていきます。
(外側には、廃材を置くスペースがまったくないため、建物の内部に落とします。)
屋根が土葺きのため、敷かれていた大量の土も、落としました。
屋根の手解体を行いました。
(屋根~2階部分までは、ほとんど手解体です。)
重機を搬入し、木造住宅の解体作業を効率よく進めていく
道路面の2階壁・2階床を手解体し、スペースを確保したうえで、重機を搬入しました。
先述したように前面道路は狭く、それでいて車通りは多いため、道路に重機を置いていられる時間はほとんどありません。
重機をすぐに敷地内に入れられるように、しっかり準備してから搬入を行いました。
重機の搬入以降、解体はスムーズに進みました。
敷地の手前から奥に向かって、効率よく作業を進めていきます。
木造住宅の土間・基礎などを解体
土間は、タイル張りの総土間でした。
タイルはタイルだけで分別して、搬出・処分を行います。
木造住宅ということで大きな基礎はなく、スムーズに作業を進めることができました。
一方、少し大変だったのが、U字溝の維持です。
U字溝が、敷地に対してL型(右手~裏手)に通っていました。
このU字溝は、“解体しない”ものだったため、各工程において、U字溝を傷つけることがないように、作業することが必要でした。
(U字溝は造りにもよりますが、重機で少しでも力を入れたら、すぐに割れてしまいます。)
整地を行い、木造住宅の解体工事完了
整地を行い、人の出入りを規制するための縄を張って、今回の木造住宅の解体工事は完了です。
- 隣地が駐車場であった点(きわめて丁寧な作業が必要)
- 重機を手早く搬入した点
- U字溝を傷つけないで維持した点
などが、今回の木造住宅の解体工事のポイントになります。
また敷地の左手には、ガス管が通っていました。
地中ではなく、地面の上でカットしなくてはいけなかったため、解体中に接触しないように注意して、作業を進めました。