工事の種類:木造解体工事 2棟
工事の地域:東大阪市
施工面積:約80㎡
不動産会社様からのご依頼で、東大阪市にある木造住宅(2棟)の解体工事を行いました。
今回の工事のポイントは、敷地内にある約20mの木を、ユニックを用いて伐採・撤去したことです。
足場を組む
まずは、四方に足場を組み、養生シートを施工しました。
養生シートは、工事の騒音や粉塵の飛散を抑えるために、施工されます。
付近には車道のほか、人通りの多い遊歩道があったため、そちらに解体時の破片が飛ぶことが絶対にないように、細心の注意を払いました。
解体したガラが、歩道にはみ出ることがないようにも気を付けます。
ガラが少しでもはみ出していると、歩行者がつまづいてしまうおそれがあるためです。
木造住宅の解体を手前の棟から進める
今回解体する木造住宅は、2棟です。手前の住宅から、解体を進めていきました。
手前の住宅の屋根は手解体で行い、十分なスペースができたらその後は重機を入れて、効率よく解体作業を行いました。
隣家の窓や外壁が近いので、飛来物がぶつからないように、そして重機などが接触しないように、十分を気を付けます。
木造住宅の基礎を解体する
木造住宅の建物部分の解体が終わったら、地中の基礎を掘り起こして解体しました。
敷地内にある「高さ約20mの木」を撤去
木造住宅の敷地内には、約20mの木がありました。
植わっている場所が隣家に近く、枝が隣家の屋根の上まで伸びていました。
もしも伐採で失敗すると、隣家の屋根の上に重たい枝が落ちて、大惨事になってしまいます。
よって、伐採で絶対に失敗することがないように、気を付けました。
幹を伐採をする前に、剪定でほとんどの枝を落としておきます。
ユニックで木を吊り上げた状態で、チェーンソーを使い、枝を伐採していきます。
ユニックで木を吊り上げるのは、枝が隣家の屋根に落下することを防ぐためです。
この作業のポイントは、「天秤がかからないようにすること」です。
吊った状態の枝の重心が悪いと、枝が反対方向にひっくり返り、隣家の屋根に当たってしまいます。
そうならないように、吊る位置は上側が軽くなるように計算して、慎重に選びました。
また、木の根の下の辺りから、道路に向かって、水道管が埋設されていました。
今回は抜根も実施するため、その際水道管を傷めることがないように(水道管が破裂してしまうため)注意しながら、根が水道管に絡んでいるのを慎重に取り払いました。
根のサイズは幅が1.5m、高さが1mほどです。
根は隣家の下まで回っていましたので、隣家の基礎の手前で根を切断し、取り払いました(すべて抜こうとすると、隣家の基礎を傷めてしまうため)。
整地をして作業完了
木の伐採後は、敷地全体の整地を行い、今回の解体工事は無事に完了です。
まとめ
今回の解体工事のポイントは、周りの遊歩道に気を付けたことや、約20mの木を慎重に伐採したことです。
今回も安全に工事を終えることができ、よかったです!