工事の種類:宅地造成工事
工事の地域:大阪府
施工面積:約160㎡
大阪府某市にて、宅地造成工事を行いました。
こちらが、工事前の宅地です。今回の造成工事では、マンション用の宅地に造り替えられます。
傾斜の付け方が変わり、右手に土砂が流れないようにする必要があるため、CP擁壁を建てます。
工事中、土を盛り過ぎると危ないので、適切に減らしていく必要がありました。余分な土を置く場所はないので、適宜搬出しています。
また、左手にはブロック塀があります。
そこの手前の土を搬出する際、しっかり土留めをして土が崩れないようにしてから(土留めをしっかりしないと、雨で土が崩れ、ブロック塀も崩れる可能性があります)、今回の工事内容の1つである擁壁を造りました。
以上のポイントを含めて、今回の工事の流れを以下で解説します。
土を搬出する
土を搬出するためのダンプが敷地内に入れるように、鉄板を敷きました。
土を搬出している様子です。
CP擁壁を立てる
右手の境界沿いに、砕石を敷きました。ここにCP擁壁を立てます。
捨てコンクリートを打ちました。
配筋をして型枠を立てた後、ベースコンクリートを打ちました。
型枠を外した後、擁壁を造りました。各ブロックの中には、鉄筋とモルタルが入ります。
ハンチコンクリートを施工しました。ベースコンクリートと擁壁の境にある、斜めの部分です。
ハンチコンクリートは、擁壁の強度を高めるために施工されます。
コンクリートが固まってから、埋め戻しを行いました。
既存汚水桝の閉塞
既存の汚水桝は使わないので、撤去のうえ閉塞を行いました。
左手の擁壁を造る
先述したように、手前の土を搬出する際には、しっかりと土留めを行いました。
砕石敷きを行いました。
捨てコンクリートを打ちました。
通常、擁壁の高さとベース面積は同程度になるのですが、今回の敷地において必要なベース面積(強度計算によって算出)は、とても大きくなりました。
配筋を行い、型枠を立てた後、ベースコンクリートを打ちました。
立ち上がりの型枠を立てました。
生コンを打設しました。
コンクリートが固まったら、型枠を外しました。
整地を行う
整地を行いました。土を均して、しっかりと突き固めます。
以上の工程をもって、今回の宅地造成工事は完了です。
まとめ
今回の宅地造成工事のポイントは、必要な土留めをしっかりと行ったことでした。
土留めが甘く、土砂崩れが発生してしまうと、近隣を巻き込むトラブルになりかねません。
左右の擁壁も、綺麗に仕上がりました。当社には、正確な擁壁を造るノウハウがあります。