工事の種類:木造瓦葺き2階建て解体工事
工事の地域:大阪市東淀川区
延床面積:約87㎡
大阪市東淀川区にて、木造瓦葺き2階建ての解体工事を行いました。
建物裏側のブロック塀は、隣地の壁に密接しており、手作業で丁寧に撤去する必要がありました。
また、建物両側の間隔も非常に狭く、足場組みは慎重に行いました。
解体前の、木造2階建ての建物(住宅)です。
前面道路の道幅は、約3.5mと狭めでした。前にトラックや重機を停めておくことはできないので、2階以上は手作業による解体を行いました。
工事前に、近隣へのお声掛けをきちんと行って、作業内容について相談を行いました。
相談の内容は、「共有のブロック塀をどこまでの高さに下げるのか?」などです。
解体工事による近隣トラブルはないようにしなくてはいけません。
早めの挨拶・丁寧な説明を基本として、近隣の方々に十分配慮することに努めました。
解体後は、新たな家がすぐに建築される予定です。
アスベスト含有の可能性を考え、内装解体から行いました。
ここに、足場を組む必要があります。
通路の幅自体は40~50cmで、このように数字で聞くとそれほど狭くないようにも思えますが、実際は庇(ひさし)や出っ張りがたくさんあって、足場を立てられる部分が非常に限られていました。
足場が隣に当たって傷が付かないように、足場配列をよく検討して、組み上げました。
工事の騒音や粉塵の飛散を抑えるための、防音シートを施工しました。
その後、手作業で屋根解体を行いました。
分別・撤去をする必要があるので、先に瓦だけを下に降ろします。質量が大きいので、他の屋根材よりも作業は大変です。
また今回、前面道路にスペースがないため、直接ダンプに廃材を積み込むことはできませんでした。
1度建物の内部に廃材を降ろして、袋詰めもそこでしてから、搬出を行いました。
建物2階の、手解体を進めている様子です。
建物2階の解体が済んだら、1階を機械解体で進めていきました。
敷地の手前から奥に向かって、スピーディに解体を進めていきます。最後まで、左右の外壁は置いておきます。
1階の機械解体が終わった後、地中の基礎解体を行いました。
基礎の解体をもって、建物の解体は完了しました。
隣地と密接しているブロック塀を、手作業で慎重に撤去しました。
撤去せずに残すブロック塀も、今の法律に照らすと高さが高すぎるので、「どのように進めるか」「どこまで下げるか」を近隣の方と協議をして決め、工事を進めていきました。
ブロック塀はかなりピッタリと裏のお家にくっついており、作業難易度は高かったです。
隣地の犬走り(もともとの傷みもあったもの)を、近隣の方にもご説明のうえ、修繕しました。
隣地の壁も、修繕しました。
まとめ
以上の工程をもって、今回の木造2階建ての解体工事は完了です。
綺麗に工事を終えることができました。