工事の種類:宅地造成工事
工事の地域:大阪府豊中市
施工面積:約436㎡
大阪府豊中市にて、駐車場として使用していた土地を宅地に加工する、造成工事を行いました。土地の面積は、約436㎡です。
土が道路GL(※)よりも、500mm程度上がっていたため、鋤取り(すきとり)作業を行いました。
※GL=地盤面の高さ
宅地は4区画に区切られることになり、その中央付近に勾配がくるように、造成していきます。
敷地の西側に面した道路と東側に面した道路の高さが異なるため、敷地内に勾配を作る必要がありました。
東面・西面の塀は、全撤去しました。そして北面・南面の塀はGLまで撤去し、その後ブロックを1段新設のうえ、ネットフェンスを設置しました。
現場は住宅街のなかにあり、規制道路を使うため、事前に警察に道路使用許可を申請し、許可が下りてから工事にあたりました。
前面撤去、および鋤取り
土地の出入り口に門があったので、重機などが出入りしやすいように、先にそれを撤去しました。
そして、土の鋤取り作業を開始しました。
隣地北側は駐車場で車が近く、土埃の影響が懸念されたため、住民の方にご説明のうえ、車に養生(カバー)をして鋤取り作業を進めていきました。
鋤取り後は、地面を重機で踏み固める整地を行いました。
重機で何度か往復し、地面をしっかり転圧します。
鋤取り完了です。中央付近に、指定どおりの勾配の法面(のりめん)を作成しています。
ブロック塀の撤去
ブロック塀の撤去にあたり、埃がたつのを抑えるための、養生を行いました。
ブロック塀を撤去しました。
撤去したブロック塀を効率よく搬出するために、いったん敷地の中央に集めています。
集めたブロック塀はダンプカーの荷台に積んで、搬出しました。
砕石を敷く
造成区割りをやりやすくするため、砕石を敷きました。
適宜、埃がたつのを抑えるために、散水を行っています。
フェンスの新設
残しているブロック塀に、アンカーを打ち込みました。
ブロックを1段積みました。
上の写真でモルタルが入っていないところへ、新設するフェンスの脚を差し込み、固定します。
現在、背の高いブロック塀をつくることは禁止されているため、ブロック塀を一度撤去したうえで、新たにコストを抑えたフェンスを設置しました。
フェンスの新設が完了しました。
以上の工程をもって、今回の宅地造成工事は完了です。
まとめ
土の鋤取り量が多く、搬出を頻繁に行わなくてはいけないために、近隣の住民様へのご挨拶は早めに行いました。
住宅街のなかに敷地があるので、なるべくご迷惑にならないように、気を遣いました。
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