工事の種類:基礎工事
工事の地域:大阪府大東市
基礎工事面積:約150㎡

大阪府大東市で、木造平屋の店舗を建てるための基礎工事を行いました。

施工面積は約150㎡です。

工事のポイントは、地盤が軟弱なために地盤改良を行ったことと、基礎に水勾配を付けたことです。

遣り方(やりかた)を行う

遣り方

遣り方

遣り方(柱や壁などの中心線や水平線を設定するため、杭を打ってつくる仮設物)の工程です。

質が悪い土に改良材を混ぜて、地盤改良を行う

掘削

地盤改良のために、1mほど掘削を行います。

作業員の足元に見えている黒い土が粘土質の土で、質が悪くこのままでは地盤が軟弱な状態です。

 

改良材

土の状態を改善するために、改良材を使います。

上の写真で白っぽいものが、改良材です。

 

改良材

1㎡あたりに混ぜる改良材の量は決まっているので、きちんと計算し、重機を使ってしっかりと混ぜます。

埃が飛びやすい作業なので、シートで周りを養生しました。

改良した土を埋め戻しながら、転圧作業を行う

転圧

改良材を混ぜた土を、埋め戻しました。

おおよそ30cm埋め戻すごとに転圧機をかけて、しっかりと地面を締め固めます。

 

床付け完了

基礎の立ち上がりがくる部分を1段下げて、床付けを完了させました。

砕石敷き→転圧を行い、防湿シートを張る

砕石敷き

砕石を敷き、さらに転圧を行いました。

 

防湿シート

防湿シート

防湿シートを張りました。

重ねしろを約30cmしっかりとって、シートが風で飛ばないように、曲げた鉄筋で固定しました。

捨てコンクリートを打設し、墨出しを行う

捨てコン

基礎の立ち上がりと中央に、捨てコンクリートを打設しました。

 

墨出し

墨出し

捨てコンクリートが乾いたら、墨出し(型枠設置の印づけのようなもの)を行いました。

 

型枠

墨出しが終わって型枠を組むまでに、配管を行います。

基礎の底板・内壁立ち上がりの配筋が完了

配筋

基礎の底板、および内壁の立ち上がりの配筋が完了しました。

ベースコンクリートを打設する

ベースコンクリート打設

基礎のベースコンクリートを打設している様子です。

 

ベースコンクリート打設

ベースコンクリートの打設が完了しました。

 

出来上がる店舗では、水を使うので、集水ますが必要です(上の写真、正方形の物)。

水を使う2部屋については、基礎にも勾配を付けてあります。水勾配があることで、集水ますに向かって水が流れやすくなります。

外壁立ち上がりのコンクリートを打設する

立ち上がり

立ち上がり

基礎立ち上がりを造るための型枠を組み、中にコンクリートを打設した様子です。

高さは合っているか、アンカーボルトの位置は合っているかなど、打設前からきちんと確認しました。

 

型枠外し

コンクリートが固まったら、型枠を外しました。

 

埋め戻し

基礎の外側の土を埋め戻して、整地を行いました。

基礎の天端をチェックして、ノロが出ている場合、はつって綺麗にします。

ノロとは、コンクリートの型枠から少しはみ出てしまったコンクリートのことを指します。

 

完成

以上の工程をもって、今回の基礎工事は無事に完了です。

まとめ

今回の工事も、スムーズに完了しました。

地盤を改良したり、基礎に水勾配を付けたりといった工夫点も、うまくできています。

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