工事の種類:解体工事
工事の地域:大阪府堺市
施工面積:約81㎡
今回の工事は、大阪府堺市で木造瓦葺き2階建て住宅の解体工事を行った事例です。
隣家と壁でくっついている住宅の解体工事
上の写真では分かりにくいですが、解体する住宅の壁の一部が、右側隣の家の壁と一部くっついて(つながって)いました。
また左側隣の住宅との間隔もわずか20cmくらいしかありませんでした。
まずは、建物前面の外構物の撤去を行います。向かって右側の住宅と壁がつながっているのが分かります。
足場を組んでしっかりと養生を行います。
木造2階建て住宅の2階部分を手解体
まずは、木造2階建て住宅の屋根部分を手解体しました。
全体的に隣家とほぼ接しているので、隣家を傷つけないよう、2階部分は重機を用いずに職人が手作業で解体を行います。
まずは瓦を一枚一枚、手で外して撤去していきます。
2階の屋内です。慎重に手で解体していきます。
壁のボードを解体している様子です。
2階部分の解体が完了した状態です。
木造2階建て住宅の1階部分を手解体
2階の解体後、1階部分を解体します。
手前から重機を使って1階部分を解体していきます。
住宅に繋がっている(くっついている)部分をまずはカッターで切り、隣家に影響が出ないように分離します。
その後、操作に細心の注意を払って重機のバケットで壁や柱を倒していきます。
最終的な隣家との切り離し作業時には、バール、丸ノコ、セーバーソー(平らなノコギリが付いている電動工具)、ハンマーを用いて綺麗に慎重に切り離します。
上の写真のブルーシートで覆われた部分が切り離した部分です。
住宅の基礎部分の解体
家屋の解体後に建物基礎の解体を行います。
今回は、手前の土間を解体しているときに古い「井戸」が現れました(上の写真〇部分)。
依頼主の工務店様に相談した結果、井戸は砂充填と息抜きパイプ(写真〇部分)の設置を行うことになりました。
井戸には神様が宿っているという言い伝えがあります。お清めのためにお酒と塩をまいてから土で塞ぐことが多いです。
また土で井戸を埋める際には、神様が井戸から上がってこられるための「息抜きのパイプ」をいれました。
最後に整地をして解体工事の完了です。
隣家と壁でくっついている住宅の解体工事まとめ
以上、大阪府堺市での木造瓦葺き2階建住宅の解体工事事例でした。
今回の解体工事の1番のポイントは、やはり”壁と壁の切り離しを丁寧に行ったこと”にあります。
手作業でも、おおざっぱに解体を進めてしまうと、勢いあまって隣家の外壁を壊してしまう危険性があります。
解体が進んで、隣家との境界に近づくに従い、より慎重な作業が求められました。
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