工事の種類:解体工事
工事の地域:大阪府枚方市
施工面積:約200㎡
建物の種類:鉄骨造3階建て
大阪府枚方市で、鉄骨造3階建ての解体工事を行いました。
正面から見て建物左手には線路が通っているため、敷地外へ飛散物が飛ばないように、細心の注意をはらう必要がありました。
また、現場に車を入れる際、踏切を越える必要があったため、周囲を確認する役の人を付けて、安全に誘導しています。
屋根~鉄骨造3階部分の解体
まずは、屋上に上がって屋根を解体しました。
高所での作業なので、転倒・踏み抜きなどがないよう、気を付けます。
屋根の取り外し後、3階で動く重機用のスペースを作ります。
鉄骨類はガスで溶断するため、周囲に火の気がないか・火の粉の飛び散りがないかなど、終始注意しました。
スペースを広げたら、レッカー車で重機を吊り上げて、建物のなかに入れます。
こちらは、階下・2階部分の様子。上を重機が動くため、万が一にも天井が落ちてこないように、鉄の棒を“つっかえ棒”のように設置し支えておきます。
解体が、どんどん進んでいる様子です。
写真左手のベランダからは、物が落ちる可能性があるので、コンパネで養生しています。
その後も、重機の先のアタッチメントで、硬い鉄骨やコンクリートなどを運びやすい大きさに砕きながら、効率よく解体を進めていきました。
地上では、搬出をサポートするための重機が動いていました。
解体で出た廃棄物は、適切に分別・処理する必要があります。
上のトラックの荷台のように、1つの種類の廃棄物でまとめて、処分場へ持っていきました。
鉄骨3階建ての3階部分を、おおかた解体し終えた状態です。
引き続き並行して、地上では廃棄物の分別・搬出作業が行われました。
写真のトラックは、今度は鉄類を運んでいます。
鉄骨造2階部分・1階部分の解体
3階部分の解体工事が終わったら、再度レッカー車を稼働し、重機を地上に下ろしました。
周囲の安全を確認しながら、慎重に下ろします。
建物内で動いていたものよりも大型で、高所にもアームが届く重機を進ませ、建物の2階部分・1階部分の解体を、まとめて進めていきます。
解体が進み、重機の転回スペースが広がったら、作業効率化のためにもう1台の重機を追加。
どんどん解体を進めていく役と、せっせと廃棄物を搬出していく役、役割を決めて作業します。
2階部分・1階部分の解体が、進んでいる様子です。
建物の2階部分・1階部分の解体が、おおむね完了した様子です。
後は、足場の控えに使っている頑丈な鉄骨が数本、残っています。
それらの鉄骨も撤去して、一旦現場を整理。基礎解体に進める状態にします。
土間~地中梁の解体
1階の土間を撤去、そして地中梁を掘り起こし、撤去していきます。
写真に写っているように巨大なコンクリートを、アイオンブレーカーで打撃し、細かく割ります。
コンクリートを細かく砕いている様子。
中に入っている鉄筋は抜き、コンクリートとは別に処分します(写真奥に積んでいるのが、それら鉄筋類です)。
先に述べたように、現場左手は線路に隣接しています。
地中梁は、境界の擁壁と近い位置にも埋まっているので、無理な掘り起こしで境界を崩すことがないように、気を付けました。
これらのコンクリートを搬出したら、地中梁解体はほぼ完了です。
整地・片付け~鉄骨3階建ての解体工事完了
最後に、施工範囲の土を均して締固める、整地作業を進めていきます。
施主様からの依頼で、手前の駐車場のブロックを一部撤去する作業もあったので、行いました。
現場を綺麗に片付けて、今回の鉄骨造3階建ての解体工事は完了です。
入り組んだ狭い場所に建つ、大きく頑丈な建物でしたが、今回も無事効率よく・無事故で安全に解体し終えることができました。
建物内での作業中、(建物に十分な強度があると見てはいますが)重機で余計な振動をかけないように気をつけること、残すアスファルトに傷をつけないことなどが、細かく気を配っていた点です。
大阪府枚方市で鉄骨造3階建てを解体するなら、実績豊富な『阿川建設』にお任せください!