工事の種類:造成工事
工事の地域:大阪府豊中市
施工面積:572.47㎡
大阪府豊中市で、駐車場として使われた土地を宅地にする造成工事を行いました。
アスファルトおよび、フェンス・ブロックを撤去し、側溝を改修(やり替え)しています。
駐車場のアスファルトを重機で撤去
こちらは、施工前の現場の様子です。
車通りや人通りなどが、特別多い場所ではないですが、通常配慮すべき周辺確認は怠らず、安全に気を付けて各工程を進めていきます。
重機のバケットで剝がすようにして、アスファルトを撤去していきます。
アスファルト撤去中、地中障害物を発見、掘り起こし撤去
アスファルトの撤去中、大きなコンクリートの地中障害物を発見しました。
施主様に確認をとり、これら障害物も掘り起こして撤去しています。
宅地用に整地、側溝にかけては法面(のりめん)をつけて調整
アスファルトをすべて撤去し終わったら、敷地を平滑に均しました。
側溝(写真左側)に向けては、法面(斜面)がつくように、調整しています。
側溝の改修工事、まずは路肩のアスファルトを一部切り出し
続いて、側溝の改修工事を行っていきます。
側溝に接する一部アスファルトを、カッターを入れて撤去しました。
作業中は、周囲の安全確認に努めます。
側溝に入ったり、誤って落ちたりする人のないよう、カラーコーンを並べて規制しました。
グレーチングの受枠を事前に仕込むため、寸法の正確さが特に求められる
今回の改修工事によって、ボルト固定式のグレーチング(格子状の構造材)が、新たにつきます。
宅地として、ほぼ全方向から車両の出入りがあるためです。
グレーチングの受枠は、新しい側溝のコンクリートを打設する前に仕込みます。
そのため、コンクリートが乾いたあとに「グレーチングがはまらない」という事態にならないよう、寸法を正確に出すことに特に気を付けました。
※実際の図面です。
グレーチングのアンカー筋の設置~コンクリートの打設まで
グレーチングを側溝に固定するために必要な、アンカー筋を設置しています。
先述したように、ここからは寸法を正確にすることが求められるので、設置間隔など万が一にも間違いがないように、集中して作業を行いました。
側溝用のコンクリートを流し込む、型枠を設置しました。
目視で細部を確認しながら、コンクリートを型枠内に流し込みました。
コンクリートが乾いたら型枠を外し、グレーチングを被せて固定する
コンクリートが乾いたら、木の型枠をすべて外します。
そして、グレーチングを側溝にはめこみ、ボルトで固定をしていきました。
(工程は映っていませんが、側溝の改修前に切り取ったアスファルトと、新しい側溝の間は新しいアスファルトで埋め終わっています。写真左側の、黒っぽい部分が新しい部分です。)
グレーチングをすべて固定し終えたら、今回の造成工事は完了です。
まとめ
今回の造成工事のポイントは、ボルト固定式のグレーチングを入れるために、寸法の誤差なく新しい側溝を仕上げたことだと思います。
グレーチングを入れたことで、車両が出入りできる幅が広がり、限られた土地を宅地として有効活用しやすくなりました。
今回の現場では、もとは約572㎡の駐車場に、6軒分の宅地が区分けできています。
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