工事の種類:解体工事

工事の地域:大阪府高槻市

建物の種類:木造2階建て

施工面積:72㎡

工事の期間:9日間

 

今回紹介するのは、木造2階建て家屋を解体した事例です。

家屋前面の道幅が狭いため手作業で屋根の解体を先に実施

解体を行ったのは一般的な木造2階建ての家屋でした。

この事例は当社が解体を行う工事のなかでもスタンダードな工事です。ですので基本的な流れに沿って解体工事を行いました。

ただし建物前面の道路の幅が狭く、大きな重機を入れることができなかったため、小型の重機で解体を行う必要がありました。

小型の重機では屋根までリーチが届きません。

そのため今回は屋根をすべて手作業で落として、重機を使い家屋の解体を行いました。

復旧工事の作業内容

それでは、今回の作業内容を紹介します。

【1】足場組み・養生

まずは敷地内に足場を組み、防音シートで養生しました。

建物に向かって右側は比較的スペースに余裕がありましたが、左側は人ひとりがやっと通れる幅でした。

そのため隣家に気を付けながら足場を組んで養生します。

また建物の前の道路は対面で車が通ることはできないほど道幅が狭かったため、通行人などに注意して工事を進めました。

【2】屋根の解体

※屋根をめくり終えた後の写真

足場組みと養生が完了したら、スレート屋根を手作業で解体していきます。

解体したスレート屋根は開口部から室内に落として作業を進めました。

基本的にスレート屋根の解体では、建物の周囲が広いと重機を入れて行います。しかし今回は道幅が狭く大型の重機を使えないため、屋根まで重機が届きませんでした。

ですので重機を入れる前に手作業で屋根部分をすべて解体しました。

下記は屋根をすべて解体した時点で撮影した写真です。

【3】家屋解体

屋根の解体が完了したら、重機で建物の前面から家屋を解体していきます。

小型の重機1台で建物の解体を進めました。

建物の解体をある程度まで進めたら、足場上部を取り払います。

建物を解体したのに足場を残しておくと、支えがない足場が風などで倒れる危険性があるためです。

不要な部分のシートもこの時点で撤去して、工事を進めていきました。

【4】基礎の解体

建物の解体が終わったあとは、基礎の解体を行います。

建物の敷地面積がそれほど大きくなかったため、重機1台で掘り起こしと搬出作業を進めました。

【5】整地

基礎の解体をすべて終えたあとは整地作業をします。

整地を行うにあたって、敷地の奥は法面(のりめん)にしました。

法面とは人工的に造った傾斜面のことです。

この工事の後に裏手の水路に擁壁を造成する工事が入っていたので、その際の手間が省けるようにするために、法面にしました。

それ以外の部分は地面を重機で慣らして、作業は完了です。

今回の工事は周囲が狭く、重機を入れづらいということもありましたが、約2週間で実施いたしました。

阿川建設ではこのような周囲が狭い家屋の解体工事も行っております。

住宅の解体でお悩みの方は阿川建設までご連絡ください。