工事の種類:歩道切り下げ工事
工事の地域:大阪市天王寺区
歩道面積 :19.43㎡
大阪市天王寺区で、歩道の切り下げ工事を行いました。
奥の戸建住宅を建てた、不動産屋さんからのご依頼です。
「戸建住宅の駐車スペースに車が出入りできるように、歩道の植栽の撤去と、歩道と車道の段差をなくす舗装工事を行ってほしい」という依頼内容でした。
インターロッキング(コンクリート製のブロックを互いにかみ合わせるように敷き詰めて舗装する方法)の敷設の向きや、下地の種類や寸法について、行政からの指定がありました。
砕石は150mm・不陸調整のための砂は30mm・インターロッキングが80mmというように、決まっています。
色を同系色にする(基本はグレー・自転車通行帯は赤)ことも、行政からの指定です。
工事は、役所に撤去申請を出してから行います。
現状は縁石がカーブしていますが、両サイドがすでに歩道切り下げ工事を済ませてあるので、「まっすぐ縁石を敷設すればよい」と役所から指示をもらいました。
今回のような歩道工事を行う場合、公園事務所(地方公共団体市区町が管理する公園の維持管理や、公園利用に関する手続きなどを扱う窓口)に申請を行う必要があります。申請代行を、当社が行いました。
植栽・花壇の撤去を行う
重機を使い、植栽の撤去を行いました。
花壇の撤去も行いました。
駅が近く、歩行者や自転車が多いため、警備員を配置して誘導を行いました。
境界ブロックを設置する
歩道と車道の間に、境界ブロックを設置しました。
今回の工事の対象範囲の外側で、割れているブロックがあったため、そちらも入れ替えを行いました。
インターロッキングも、対象範囲より広めに施工しました。
いずれも、行政からの指示によるものです。
既存のインターロッキングを撤去し、砕石を敷く
インターロッキングの敷設の向きを変えるため、既存のインターロッキングを撤去しました。
そして、砕石を敷きました。
砕石の転圧を行いました。
不陸(凹凸)が出ないように、高さを綺麗に仕上げる必要があります。
後で敷く砂でも調整は行いますが、この転圧の段階でしっかり高さを揃えておきます。
もしも不陸が出てしまうと(インターロッキングは不陸が出やすい)、歩道に水溜まりができる原因になります。
また転圧がしっかりできていないと、完成後に下がってくることがあるため、そうならないようにしっかりと転圧しました。
インターロッキングを敷設する
インターロッキングの敷設を行いました。
対象範囲を半分に分け、車道側を先に完成させてから、歩道側を施工しました。
上記のようにするのは、人が通行できるようにするためです。
インターロッキングの目地に、砂を入れる作業を行っている様子です。
綺麗に掃除を行って、今回の歩道切り下げ工事は完了です。
戸建住宅の駐車スペースの中に、車を出し入れしやすくなりました。
まとめ
今回の工事で特に注意したポイントは、
- 通行の安全対策をしっかり行うこと
- 不陸調整をしっかり行うこと
上記の2点でした。
近隣の方には工事の1週間前に告知を行い、お隣さんに対しては車の出入りをされることもあり、直接しっかりと工事の説明をさせていただきました。
当社『阿川建設』は、今回のような歩道の工事にも対応しています。