工事の種類:施工延長工事

工事の地域:大阪府四條畷市

建物の種類:敷地前の水路

 

施工面積:7㎡(水路の施工延長)

 

大阪府四條畷市にて、水路の施工延長工事を行いました。

 

今回のポイントと工事の流れ

今回の工事では、「道路から出入りしたい」というお客様の要望のもと、水路の施工延長工事を行いました。

 

手作業での工事がメインとなる為、細かい部分をしっかりと見落しのないように丁寧な作業を心掛けました。

 

詳しい作業内容を紹介致します。

 

不要な部分を撤去

撤去作業

今回は水路にコンクリートを打設して、蓋を取り付けることが目的です。

 

なので、蓋となる部分を打設していくうえで不要な部分の撤去を行いました。

 

後々、コンクリートを打設するための木枠などを設置するため、土もある程度掘り起こしておきます。

今回は施工面積が広くなく、繊細な工事になる為、電気工具を用いてコンクリートを撤去、土は角スコップで掘り起こしました。

 

撤去状況

コンクリートの幅が均等になるように追加でコンクリートを打設する必要がありましたので、その為の木枠と鉄筋を設置しました。

 

コンクリートの幅を均等にすることで、重いもの(車など)が通過する際の荷重を偏りなく分散させることができます。

 

荷重に偏りが生まれると、コンクリートがひび割れてしまったりすることもあるので、この部分はしっかりと丁寧に幅・高さを揃えておく必要があります。

 

また、コンクリート打設時に土が落ちてこないように土留めをし、コンクリートを打設していきました。

 

底版型の枠を設置

床版型枠設置

打設したコンクリートが、固まるまで支えておくための底版型の枠を設置しました。

 

ミリ単位の誤差でも、しっかりとはまらない可能性もあるので、撤去作業の際はそういった誤差が出ないよう、気を付けて作業しました。

 

そのおかげもあり今回は苦労することなく順調に作業できました。

床版型枠設置

ここで見えている黒い枠なのですが、ここには水路へ水を落とすための金網状の蓋(グレーチング)を設置するので、誤ってコンクリートを打設しないようにする目印(アンカー)として付けています。

 

これで下準備が完了しました。

コンクリートを打設するための鉄筋を設置

配筋

鉄筋と木枠を設置しました。

 

コンクリートを打設する前には必ず鉄筋を組みます。(配筋という工程です)

 

この配筋がきちんとなされているかどうかで、コンクリートの強度が変わってきます。

 

更に、所定の強度を実現するために、鉄筋の太さや間隔を事前に計算して配置する必要があります。

 

 

これはコンクリートが打設されてからでは確認できないものなので、特に基礎を作る工事などではとても重要な工程です。

 

確認作業

幅・高さがしっかりと合っているか、設計図と照らし合わせながら確認していきます。

 

道路の高さと合わせておかないと、ガタつきが生じてしまい、コンクリートの劣化を速めてしまう要因にもなります。

確認②

鉄筋の間隔にも誤りが無いかしっかりと確認しておきます。

確認が終わったら、いよいよコンクリートを打設していきます。

 

コンクリートを打設する

コンクリート打設

蓋となる部分のコンクリートを打設しました。

 

ここで気を付けなければならないことは、「高さが均等になっているか」「空気をしっかりと抜けているか」という点です。

 

 

コンクリートを打設する際には、必ず鉄筋と木枠を設置します。

 

この形通りにコンクリートを打設する目的があるのですが、そのまま流し込むだけでは、角の部分や鉄筋と交わしている部分に空気が入り込んでしまうことがあります。

 

なので、バイブレータという液状のコンクリートに振動を与えて空気を抜く道具を使い、しっかりと隙間ができない様にコンクリートを打設していきます。

 

この時、隙間ができた状態でコンクリートが固まってしまうと、劣化が早まり、ひび割れの原因にもなりますので、ここをいかに丁寧に仕上げるかもポイントになります。

 

 

また、施工面積が広い場合は、各ポイントに目印を付けた鉄筋を立てておき、高さが均等になるよう作業します。

コンクリート打設

コンクリートの打設が完了したら、固まるまで置いておきます。

 

写真にはありませんが、撤収の際にはブルーシートを上からかぶせ、砂や塵が入らないようにします。

設置していた枠を取り除き、整地をして工事完了。

枠撤去後

コンクリートがしっかりと固まったことを確認したら木枠を外していきます。

 

コンクリートが割れたり欠けたりすることがないよう慎重に撤去しました。

 

木枠の撤去が終わったら、工事の際に掘り起こした土を埋め戻し、高さを揃える為に整地をして工事完了です。

 

今回の工事では、ほぼ全ての工程が手作業でした。

 

全ての工事に通じることですが、手作業であっても重機作業であっても、工事の丁寧さ、安全性は常に確保しながら作業することを考えて作業しています。

 

交通量が多ければ、しっかりと周りを見ながら作業し、時に一旦作業を止めるなど、その時々に応じた対応を現場で判断しなければなりません。

 

弊社では事前の段取りだけでなく、現場での臨機応変な対応も的確に行い、そのうえで工期に間に合うよう心掛けて、工事に臨みます。

 

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