工事の種類:解体工事・隣地境界ブロック積み工事・側溝工事・簡易造成工事
工事の地域:大阪府豊中市
建物の種類:木造2階建て住宅
施工面積:約86㎡

大阪府豊中市に建つ木造2階建て住宅の解体工事隣地との境界ブロック積み工事側溝工事、そして新しく建てる家のための簡易造成工事を一貫して行いました。

解体現場は住宅が密集するエリアにあるが、足場組みが困難な程ではなかった

足場組み

今回解体する木造2階建て住宅は、住宅街の中でも特に家々が密集したエリアに建っていました。特に、右側建物との距離が近かったです。

とはいえ、丸太足場組みおよび防音シート張りが困難なほどの距離ではありませんでした。

境界ブロックやフェンスが妨げになるなどして、もっと厳しい距離で丸太足場を組み立てなくてはいけないケースもあります。

 

木造住宅の解体工事前

もっと隣家との距離が近いケースと比較すれば、今回の丸太足場組みは比較的スムーズだったと言えます。

狭い道に重機等は停められないので、いち早く施工範囲内でスペースを確保

木造住宅解体工事中

木造2階建て住宅の前を通るとても狭い道に、解体作業用のトラックや重機を停めることはできないので、まずはガレージ周辺から解体を進め、重機の転回スペース等をいち早く確保しました。

それから、敷地の奥に向かってどんどん解体作業を進めていきます。

敷地内の植栽や石垣の撤去には、建物の解体がおおむね完了してから取りかかります。

 

解体工事途中

木造住宅は築年数が古めでしたが、傷みは全体的に少なかったです。

目立って脆くなっている部分はありませんでしたが、いつも通り万が一にも倒壊することがないように気を配りながら、解体を進めました。

石垣は内側に少し溝を掘り、中に入れるようにして慎重に崩していく

木造2階建て住宅の建物部分の解体完了後、以降は粉じんが舞う可能性はほとんど無いと判断されたので、丸太足場および防音シートは片付けました。

続いて、木造住宅のコンクリート基礎と石垣の解体撤去に移ります。(写真の段階では既に、植栽は撤去・運搬されています。)

 

石垣の解体中

現場の石垣は、大小様々な大きさの石をモルタルでつないで造られています。また写真では見えないですが、石垣の裏側はほぼ土で固められただけの状態です。

そのため石垣の解体工事にあたっては、それぞれの石や土がばらけて崩れやすいことに注意する必要がありました。

石垣が雪崩のように崩れてしまうことを防ぐための工夫として、まずは石垣の内側に溝を掘ります。

そして石垣を解体していく時は、ポロポロと崩れる石や土などが溝の中に収まるように、敷地の外側から内側へ向けて負荷をかけます。

“石垣の細々した破片が、あらかじめ掘っていた溝に入るように崩していく”ことで、思わぬ方向へ石や土が雪崩れるリスクを無くします。

コンクリート基礎は、適宜大きなハンマー(人力)で砕きながら撤去

コンクリート基礎の解体工事中

木造2階建て住宅の基礎は、鉄筋などは入っていないタイプの、木造住宅では一般的な強度を持つコンクリート基礎でした。

特別に厚みのないコンクリート基礎の場合、重機で引き起こした段階で、適当な大きさに割れてくれますが、まれに塊として大きすぎる時もあります。

大きすぎるコンクリートの塊は作業車に積みづらく、万が一落とした時の危険度も高いため、大型のハンマーで砕いて適宜小さくしました。

 

ガレージ土間切り分け中

ガレージ土間は、隣家の敷地とほぼ繋がっていました。

隣家との境界に近いガレージ土間解体・撤去作業は特に慎重に進め、誤って隣の敷地を傷つけることがないように、細心の注意を払いました。

側溝工事や隣地境界ブロックの新設なども行う

側溝工事中

今回の現場では木造住宅の解体工事だけでなく、その他も様々な工事も一貫して行っています。

上の写真は、経年劣化が進んでいた側溝を造り直している時の様子です。

型枠の間に、新しい側溝の一部となるコンクリートが入っているのが分かります。

 

隣地境界ブロック積み

隣地との境界には、新しくブロックを積み直します。

正確には”立ち上がり部分だけ造る”というイメージで、場所によって当社の作業領域外の所があるため、ブロックの高さはバラバラです。

新しく建つ家の間取りに合わせた簡易造成工事を仕上げて工事完了

簡易造成工事完了

一部ブロックが低いところがありますが、先述したように計画上低くしているだけですので、隣地境界ブロック塀の新設は完了しています。

仕上げの工程は、新しい家の間取りに合わせた簡易造成工事です。

手前を走る道路と比較して、新しい住宅を地盤が高いところに建築することは変わらないのですが、一ヶ所大きく変わっていることに気が付きますでしょうか?

それは、ガレージ土間の位置です。解体前の住宅のガレージは、敷地の正面から見て左側にありましたが、新しい住宅のガレージは敷地の表面から見て右側にできる予定です。

そのため敷地内の土を振り分け直し、右側に造る駐車スペース以外に高い段差をつける、簡易造成工事を行いました。

 

解体工事・造成工事の期間中は、お正月休みを挟むこともあり、中途半端な作業を残したままお休みに入らないように、進捗具合をうまく調整しながら、各工程を効率よく進めていきました。

無事に、新しい家を建てるための準備工事は完了です!

 

大阪府豊中市で木造2階建て住宅の解体工事・簡易造成工事を行うなら阿川建設にお任せください。