工事の種類:解体工事

工事の地域:大阪市阿倍野区

建物の種類:木造2階建て

隣の家との隙間が5cmほどしかない住宅を解体

今回紹介するのは、民家に隣接した木造2階建て住宅の解体事例です。

一部、外壁と隣の家のすき間が5cmほどしかありませんでした。

そのため、該当箇所を解体する際は傷をつけないよう、重機ではなく手で慎重に解体しました。

また地中にある基礎も隣接していたため、解体する基礎が民家側にあたらないよう、土を手で掘り起こしてスペースを作ったあとに重機で作業しました。

解体工事の作業内容

それでは、今回の作業内容を紹介します。

【1】足場組み・防音シート養生

まずは家屋の周囲に足場を組んで、防音シートで養生します。

加えて家の前面にあるアスファルトの劣化が進んでいたため、鉄板などで養生しました。

これは重機が通った際に、さらに損傷を広げないようにするためです。

【2】屋根の手解体

養生をしたら屋根瓦を手で降ろしました。

瓦屋根の場合、重機で解体すると崩れ落ちてしまう危険性があります。

崩れ落ちないように1枚1枚、手で解体していきました。

【3】家屋の重機解体

屋根瓦を降ろした後、家屋を重機で解体していきます。

今回の住宅は、裏手にある民家と隣接しており隙間がほとんどなく、重機で解体をすると、隣の民家を傷つけてしまう可能性がありました。

下の写真のブルーシートを貼っている箇所です。

そのため、外壁の一部分については重機ではなく手で解体を進めました。

【4】基礎解体

家屋の解体後、基礎を解体していきます。基礎も重機で撤去します。

しかし基礎部分も裏手の民家に隣接していたため、一度手で土を堀り起こしました。

そして解体したときに破片などが当たってしまわないよう、スペースを作ります。

その後、重機を使って隣の家に当たらないように解体をしました。

【5】整地

基礎解体後、重機で整地をして杭とロープで土地を囲いました。

以上で作業は完了です。

まとめ

今回は、民家に隣接した住宅の解体工事を紹介しました。

阿川建設ではこの事例のように、住宅の状況にあわせて手解体や重機解体を行うなど、臨機応変に対応しております。

解体工事をご検討中の方は、阿川建設までお問い合わせください。