工種:修繕工事

建物の種類:3階建て一戸建て

大阪府S市にある3階立て一戸建ての修繕工事を行いました。

本記事では、壁面と内装の修繕内容を紹介いたします。

高所修繕作業の注意点:落下したりすることが無いよう、慎重に作業を行った

今回の作業現場は、隣家の火災によって傷んだ建屋の壁と内装の修繕でした。

作業は高所での手作業がメインになるため、人や部材の落下事故がないよう、作業員全員で細心の注意を払いつつ作業を進めました。

今回の修繕作業の流れと各工程における注意点

今回の作業概要は以下の通りです。

まず、損傷がかなりひどい部分を手作業で剥がし、塗装・やり替えをひとつづつ行い、修繕作業前に、金属製の頑丈な足場を組みました。

次に、火災被害を受けたモルタル壁を、内側にある板材を傷つけないよう撤去しました。

左官業者と連携をとり、撤去したモルタルを修繕。

下塗り、中塗、上塗り3工程に分けて、塗装工事を行いました。

 

部屋の内部も、一部火災で損傷していたため、内装のクロスを張り替え、工事完了です。

それでは、詳しい作業内容を写真を交えてご紹介いたします。

【1】足場作業が中心になるので、金属製で頑丈な足場を組んだ

大阪府修繕事例イメージ

まず初めに、作業用の足場を組みました。

 

解体工事では組み換えが求められる場面もあるので、スムーズに組み替えられるよう、丸太の足場が使われることが多いです。

しかし、今回のような修繕工事では、足場上での作業が多くなるため、金属製の足場を組むのが一般的です。

大阪府修繕事例イメージ

更に風の影響を受けやすい高層ビル等での高所作業では、より頑丈な足場を組むために、大型の金属製足場を使用することもあります。

【2】火災被害を受けたモルタル壁を電気工具を用いて撤去

大阪府修繕事例イメージ

足場組みが完了したら、火災によって被害を受けている部分を電気工具(サンダー)を用いて撤去していきます。

主に被害を受けていたのは、以下の部分になります。

  • 外壁の一部
  • 窓周辺
  • ベランダの屋根

注意点:モルタルの内側にある板材を傷つけないように作業を進めた

モルタルの内側には木製の板材が張ってあり、モルタル壁の厚さを見誤ると電気工具で傷つけてしまう可能性があります。

そのため、板材を傷つけないように慎重に作業を進めました。

大阪府修繕事例イメージ

火災被害の大きい窓も、交換のために取り外します。

特に出窓はかなり重量があるため、4人ほどで分担して、部品などが落下しないよう慎重に作業を行っていきました。

【3】左官工事業者と連携し、撤去したモルタルを修繕

大阪府修繕事例イメージ

続いて、左官業者と連携し、撤去したモルタルを修繕しました。

注意点:残している部分と厚みをしっかり揃える

大阪府修繕事例イメージ

この工程では、壁の厚みをきっちり揃えるという丁寧な作業が求められます。

ここが疎かになると、最終的に壁の見栄えが悪くなったり、壁の耐久性に問題が出てしまいます。

【4】下塗り、中塗、上塗り3工程での塗装工事

モルタル修繕が完了したら、塗装工事を行います。

今回使用した塗料は、一般的な外壁塗装用の塗料です。

大阪府修繕事例イメージ

注意点:外壁塗装は三回塗りが必要

外壁の塗装作業は、下塗り、中塗、上塗り3工程で工事を行います。

重ね塗りすることで強度が増し、後からすぐに塗料がはがれてトラブルになる可能性も低くなります。

①下塗り

下塗りは、上から塗っていく中塗り、上塗り塗料が、しっかりと塗装面にくっつくよう(密着性を高めるために)行うため、塗装作業の中で最も重要です。

②中塗り

中塗りは、上塗りした際にムラをなくすため、基本的には上塗りと同じ塗料で行います。

仕上がりを均一にするために、重ね塗りするのが原則です。

③上塗り

上塗りは、塗装工事の最終工程です。

中塗りがきちんと出来ていれば「塗りムラ」が出来にくいだけでなく、仮に上塗りが経年劣化で剥がれてきたとしても中塗りが同じ色なので、老朽化が進んだ場合でも、ムラの出にくい外壁を保つことが出来ます。

大阪府修繕事例イメージ

今回は施主様の要望で、施工前とは違う塗料の色に変更しました。

一色でべた塗りしてしまうと見栄えが良くないため、デザイナーを交えて提案を行い、二色に分けて塗装しました。

施行完了後の写真には写っていませんが、屋根もグレー調の色に変更しています。

【5】外壁塗装後、被害を受けた室内の内装改装

大阪府修繕事例イメージ

最後は、室内の修繕です。

一部内装も隣宅の火災によって損傷していたので、クロスを張り替え、きれいな状態に修繕しました。

これにて、今回の修繕工事は完了です。

まとめ

大阪府修繕事例イメージ

今回の工事では、ほぼ全ての工程が高所での手作業でした。

足場作りは、安心して作業を行う為に金属製で作り、作業時の安全性を確保したうえで作業を進めました。

全ての工事に通じることですが、手作業であっても重機作業であっても、工事の丁寧さ、安全性は常に確保しながら作業することを考えて作業しています。

阿川建設では事前の段取りだけでなく、現場での臨機応変な対応も的確に行い、そのうえで工期に間に合うよう心掛けて工事に臨みます。

大阪府の修繕工事なら阿川建設にお任せください!