工事の種類:改修工事
工事の地域:大阪市城東区
施工面積:駐車場の改修・内装の撤去など含め約315㎡

 

大阪市城東区にある倉庫の改修工事を請け負いました。

今回の改修工事で手がけたことは大きく分けて2つあります。

  • 倉庫内の一部間仕切りの解体と撤去
  • 駐車場の新設

倉庫内の間仕切りの撤去は、後に事務所の間取りを新たに作るため、駐車場の新設は駐車可能な車の台数を増やすための目的があります。

倉庫の中と外、並行して行われる別種類の工事でしたが、それぞれの現場にて段取りをしっかり組み、着実に工程を進めていきました。

倉庫内の間仕切り(ALC)を解体撤去

内装ALC解体前

写真は、倉庫内の間仕切りを解体・撤去する前の現場の様子です。

ALCの外壁材で仕切られた空間がありますが、今回の改修工事では柱だけの状態まで解体していきます。

 

 

養生

間仕切りの解体のために、重機が入るため、施工範囲はブルーシートで養生しています。

さらにこの上にコンパネを敷いて、重機の重みで倉庫の床が傷つかないように配慮しました。

 

 

ALC壁 解体中

写真は、ALCの間仕切りの解体を進めている様子です。

縦に4mほどあるALCを、だいたい2mずつくらいに割って、撤去していきました。

間仕切りの内側には足場を組んで防音シートを張り、内側に倒して崩したALCの破片で、倉庫の壁が傷つかないように養生しました。

 

 

間仕切りの撤去完了

ドアやシャッター、ALCの土台になっているコンクリートも全て撤去し、写真のように柱だけの状態になりました。

内装の改修工事における、間仕切り撤去の工程は、ここでひとまず完了です。

タイルをはつってできた段差をモルタルで埋める

タイルをはつった後

こちらも、倉庫内の改修工事で、老朽化したタイルを撤去した後の写真です。

写真では分かりづらいかも知れませんが、タイルをなくしたことで他の床とわずかに段差ができているので、モルタルを入れて床の高さを揃える必要があります。

 

 

モルタルで床の高さを揃えた後

写真は、タイルを撤去して凹んだ範囲に、モルタルを均一に流し込んだ後の写真です。

キレイにモルタルを流し込んだことで、床の高さがきちんと揃いました。

花壇を縮小し、駐輪場のアスファルトを撤去

駐輪場

ここからは、倉庫の外で行った工事の話に移っていきます。

写真は、解体を進めている最中の、花壇と駐輪場です。

元あった花壇の広さを縮小し、新しいコンクリートブロックを設置して仕切り直し、駐車場に改修する流れで工事が進みます。

 

 

解体途中の駐輪場

花壇を残すスペースに、土を寄せて置きました。

駐輪場として使われていたアスファルトは、重機を使用してめくっていきます。

めくったアスファルトは、1つ1つの破片が大きくなりがちなので、油圧ブレーカーで細かく砕き、まとめやすい大きさにしてトラックで搬出しました。

 

 

コンクリートブロック基礎

新しいコンクリートブロックの土台となる基礎コンクリートの枠組みです。

コンクリートブロックを真っすぐキレイに積み上げてもらうには、土台から正確に作り込んでいく必要があります。

 

 

コンクリート設置後

コンクリートの土台を作った後、キレイにコンクリートブロックが積み上がりました。

これで花壇とのスペースを区切ることができたので、本格的な駐車場の改修工事に移ります。

駐車場を2種類作る

転圧中

花壇と区切られたスペースには、通常のアスファルト舗装駐車場と、ターフパーキングを敷いた芝生の駐車場の、2種類の駐車場を作ります。

ちなみに、ターフパーキングを使用した駐車場には、アスファルトの照り返しによるヒートアイランド現象の緩和や、緑化率のアップなどのメリットがあります。

 

上の写真は、砕石を敷いた後に転圧を行った時の様子です。

コンクリートブロックの近くは、ランマーを使用した手作業で転圧作業を行いました。

 

 

外壁の近く

重機では締固められない倉庫の外壁の近くの部分も、ランマーで丁寧に転圧しました。

 

 

ターフパーキング 敷設

砕石の上に土を均一に敷き、さらにその上にターフパーキングと芝生を敷き詰めています。

 

 

芝生 敷設中

ターフパーキングおよび芝生の敷き詰めが進んでいる様子です。

 

 

駐車場 完了後

ターフパーキングを使用した駐車場よりも手前のスペースは、通常のアスファルト舗装の駐車場です。

この区域だけで、プラス3台ほど多く、車を停めることが可能になっています。

道路沿いのスペースを改修して2台分停められる駐車場に

解体中

倉庫の道路沿いのスペースにも、縦に2台車を停めることのできる駐車場を新設しました。

写真は、花壇などの既存コンクリートを砕き、運搬する前の様子です。

 

 

砕石を敷いた後

このスペースも、ターフパーキングを施工した芝生の駐車場にするので、大まかな流れは、先述した駐輪場から駐車場への改修工事と同様です。

写真は砕石を敷いた後の状態です。

 

 

車止めを打ちこむ基礎作り

後から車止めを固定するために必要な、基礎コンクリートの枠組みです。

専用のアンカーで、車止めを直接芝生の駐車場に固定する方法もあるのですが、重たい車が乗り上げても外れにくいよう、車止めをしっかりと固定するためには、コンクリートにアンカーを打ち込む方が良いです。

 

 

車止め用基礎の完成

木枠の中にコンクリートを流し込み、車止め用の基礎が完成しました。

ここから、ターフパーキングを施工していきます。

 

 

ターフパーキング施行中

ターフパーキングと、芝生が敷き詰められていく様子です。

 

 

ターフパーキング 完成

縦向きに2台の車を停めることができる、駐車場が完成しました。

 

 

別場所

こちらはまた別場所で、アスファルト舗装の駐車場に改修しています。

これで、今回の倉庫の内装・外構部の改修工事は完了です。

 

 

1つ1つの段取りをしっかり行い、倉庫の中と外、それぞれの作業を効率よく進めていきました。

特に、倉庫の中の間仕切りの解体・撤去を行うときは、壁や床を傷つけないように、しっかり養生を行い、重機の扱いにも気を付けることがポイントとなりました。

今回の事例のように大規模な改修工事も、安全第一で取り組みますので、安心してお任せください!

大阪市城東区の改修工事のことなら阿川建設までご相談ください!